デビュー10年未満の若手芸人を対象としたお笑いコンテスト『第34回ABCお笑いグランプリ』の決勝が27日、ABCテレビほかで生放送され、結成10年目のジャルジャル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー・大阪 所属)がグランプリを獲得。優勝賞金300万円を手にした。
今大会には、史上最多の524組がエントリー。前日の26日に行われた準決勝を勝ち抜いた、ジャルジャル、天竺鼠、ジグザグジギー、GAG少年楽団、アイロンヘッド、プリマ旦那、シソンヌ、ジャングルポケット、和牛の9組が決勝に駒を進めた。
準決勝を1位で通過したジャルジャルは、言葉遊びを駆使した漫才を披露。500点満点中484点の高得点をマークし、2位のGAG少年楽団に13点の大差をつけてトップに輝いた。
ジャルジャルは2008年の同大会で優秀新人賞を獲得。だが、頂点の最優秀新人賞は逃していただけに、今大会での優勝は「悲願」だったという。福徳は「やっとグランプリが獲れたというのは本当に感無量。ラッキーです!」と、後藤は「ようやく10年目にしてグランプリをもらえることができて非常にうれしいです。10年間がんばってきてよかった!」と喜びを爆発させていた。
昨年末でホームグラウンド「5upよしもと」を卒業し、今後の活躍に注目が集まるジャルジャル。福徳は「ちょうど10年目の節目で、東京を拠点にがんばろうという気持ちでいっぱい。自分たちのコントのお笑い番組ができたらいいですね」とこれからの抱負を。後藤は「全国区で活躍できるような、日本に欠かせないコメディアンになって、大金持ちになりたい」と野望を語り、「まずは去年1年間"金髪"にしたので、今年はムキムキになろうかなと思います」と意外な肉体改造計画を明かして笑いを誘っていた。