鍋焼きラーメン。添え物はタクアンの古漬け

新横浜ラーメン博物館は1月26日~4月7日までの期間限定で、「鍋焼きラーメン」発祥の店「谷口食堂」をオープンする。

惜しまれつつ閉店した「谷口食堂」の味が復活

鍋焼きラーメンは、高知県の中部に位置する須崎(すさき)市の名物ラーメンで、鍋に入ったアツアツの状態で提供する独特のスタイルが特長。歴史は古く、戦後間もなく須崎市の路地裏に開店した「谷口食堂」が開始し、地元で親しまれてきたが、昭和55年(1980)に惜しまれながらも閉店。現在、同市では多くの店で「鍋焼きラーメン」文化が受け継がれている。

「谷口食堂」を復活させようと、須崎商工会議所を中心とした有志が「鍋焼きラーメンプロジェクトX」を結成。何度も試作・試食を繰り返し、幻のレシピを完成させた。完成した味を全国の人に知ってもらいたいという思いから、このほど、同館にて72日間の期間限定で「谷口食堂」をオープンする。出店場所は同館地下2階。

また、特別展示「高知・須崎 鍋焼きラーメン」を、1F特別展示コーナーにおいて設置する。ここでは「鍋焼きラーメン」に関する展示と、高知県・須崎市の観光情報を見ることができる。