共学高校を舞台に高校生の男女がピュアな恋愛模様を繰り広げる、現在BeeTVにて配信中のドラマ『ハイスクールドライブ~目が覚めたら高校生だった』。映画『桐島、部活やめるってよ』の演技が高い評価を呼び、今後が期待される若手女優の一人であるヒロイン・加奈役の清水くるみに話を聞いた。

清水くるみ
1994年7月16日生まれ 愛知県出身
2007年に開催されたアミューズ30周年全国オーディションでグランプリを獲得し、映画『悲しいボーイフレンド』で女優デビュー。代表作は『キラー・ヴァージンロード』、『桐島、部活やめるってよ』などがある

――この作品は一見、普通のドラマのようですが、加奈の中には38歳の男(声:温水洋一)が入っており、目の前の高校生活についてリアルタイムでつぶやくという設定が斬新ですよね。ということでまずお聞きしたいのが、もし清水さんの中に38歳の男性が入っていたらどうでしょう?

知らなければいいですけど、もし知ってしまったら意識しないわけにはいかないですよね(笑)

――ほかにも、客観シーンと主観シーンといった具合に視点が切り替わる演出もユニークです

面白いですよね! 私も毎回撮影が楽しみでした。先に客観シーンを撮影し、主観シーンではその流れを踏まえた形でカメラマンさんが動くので、普段は意識しなかった私の芝居のクセが分かり、とても興味深かったです。ちなみに主観シーンでは、実際に役者がカメラマンさんのすぐ横に立って演技しているんですよ。ただ、本来はカメラに向かって芝居をしないといけないのに、ついカメラの横の役者を見てしまってNGになることがよくありました(笑)





――今回演じられた加奈というキャラクターについてはどう思いますか?

ひと言でいうと彼女は物事を俯瞰して見るタイプ。私はそれがとても苦手なんですよ。一つのことに夢中になると周りが見えなくなってしまうんです。ですから、加奈のそういう部分はいいなって思いますね

――ドラマの中では、同級生のリョースケ(北村匠海)から告白されるシーンもありましたね

ドキドキしました。放課後に教室に呼び出されてという、少し一方的な告白でしたけど、良いシチュエーションですよね。相手役の北村くんが緊張していたので、私はそれを感じながらも、ちょっと楽しんでました。ドラマではリョースケとの恋はいろいろありながらハッピーエンドを迎えるのですが、実は私が演じる加奈には元カレに秘密があるんです。ここでは詳しく言えませんので、ぜひドラマを見てください……続きを読む