江口洋介が主演を務め2013年1月13日(日)より放映がスタートする新ドラマ『dinner』の主題歌に、ロックバンド・サカナクションの新曲「ミュージック」が起用されることが13日、明らかとなった。

フジテレビの新ドラマ『dinner』の主題歌に起用されたサカナクション

サカナクションは、ボーカル・ギターの山口一郎が率いる北海道・札幌市出身の5人組で、全国ツアーのチケットは常にソールドアウト、夏の野外音楽フェスティバルでは計3カ所のヘッドライナーを務めるなど、名実ともに今最も注目を集めているロックバンド。ひとえにロックといっても彼らは、クラブミュージックとロックを融合させた独自のサウンドに昇華させており、今回の「ミュージック」も大胆なコーラスワークが印象的な楽曲に仕上がっている。

今回の起用について、フジテレビ編成企画の鹿内植は「人が日々の生活で感じている、葛藤と希望。そんな感情の繰り返しの中で必死にもがきながらも暮らしている光景が歌詞からあふれていて、すごく共感できました」と話しており、ドラマのスポット撮影時には、江口をはじめとしたキャスト陣はこの楽曲を大変気に入っているという。

また、江口は主題歌にサカナクションについて「彼らの心地よく懐かしいテクノサウンドが、今回の作品にスパイスをかけてくれました。きっとドラマの最後に流れる、この"ミュージック"が最高の料理になるべく、一味足してくれるのではないかと思います」とドラマとの相性に手応えを感じている様子。

そして、作詞作曲を手がけたサカナクションの山口は「この曲を作るにあたって、あらためてミュージシャンとして"音楽を作るってなんだろう?"、"自分たちが好きな音楽はなんだろう?"ということを真剣に考えました。その問いに答えるため、自分たちがどう音楽に向き合っていくのかを歌にしようと決意し、タイトルを「ミュージック」にしました。楽曲を制作している過程で、今回の主題歌のお話を伺い、ドラマのテーマである"プロフェッショナル"というキーワードが、僕が向き合っているテーマと偶然にも符合しました」と制作における経緯を語り、「大きなテーマのため、歌詞を生み出すのには非常に苦心しましたが、僕たちはこの曲で、ミュージシャンとして音楽を作って生きていくという宣言をすることができたと自負しております」と自信を寄せている。

ドラマ『dinner』は、有名イタリアンレストラン「ロッカビアンカ」を舞台に、そこで働く人々が抱える悩みや葛藤を通して、"働くとは?"、"生きるとは?"を投げかける群像劇。江口は超一流の天才シェフ・江崎究を演じる。同店の支配人でありヒロインの辰巳沙織は倉科カナ、副料理長・今井耕助役に松重豊、パスタ・リゾット担当・木村数馬役に八嶋智人、給仕長・瀬川壮一役にユースケ・サンタマリアといった豪華俳優陣が名を連ねている。