鉄道事業者共同制作による「暴力行為防止ポスター」が10日より、各社の駅構内や列車内に掲出される。駅や列車内における乗客同士のトラブルや、駅係員・乗務員などへの暴力行為が発生しやすい年末年始期に合わせて行うもので、暴力被害件数の減少と安全安心な鉄道利用環境の実現を図る。

列車内や駅構内に掲出される暴力行為防止ポスター「STOP暴力」

ポスターは黄色を基調とした背景に、「STOP暴力」の文字を配したデザイン。「駅や車内での暴力行為は犯罪。酔って覚えていなくても、暴力に言い訳は許されない」「警察等の出動を要請する場合もあります」などのメッセージも記載し、鉄道業界全体として暴力行為に毅然とした態度で対応する姿勢を打ち出す。

ポスター掲出に参加するのは、日本民営鉄道協会加盟会社とJR5社(東日本・東海・西日本・四国・九州)、東京都交通局、横浜市交通局、名古屋市交通局、大阪市交通局、東京モノレール、北総鉄道、愛知環状鉄道、横浜新都市交通の計66社局。駅構内に計約6,700枚、列車内に計約5万6,000枚が掲出される。掲出期間は2013年2月9日まで。