熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!
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●「高嶋政伸と美元の離婚裁判。今後の行方を大予想!」【スッキリ】
17席の傍聴席を求めて300人が並んだ注目の離婚裁判。しかし、わずか5秒で高嶋の訴えを認める旨が読み上げられ、30秒でアッサリ終了した。こんなものなのか。
大渕愛子弁護士は、「不貞や5年以上の別居がないから認められないと思っていた。非常に珍しいケース」「ボイスレコーダーのやり取りを聞いた裁判官が修復不可能と思ったのでは?」「『芸能生活を投げ打ってでも』という高嶋の固い意思も理由のひとつ」と分析する。
今後の焦点は、「美元が控訴するか?」だが、頼みの井上公造は「彼女の行方が分からない。海外にいるという話もある」というあいまいなコメント止まり。
テリー伊藤が「(美元が)芸能界で生きていくのであれば、きちんと和解するしかない!」と断言すると、勝谷誠彦も「世間の目は『美元さんの振る舞いが常軌を逸している』ということ」と波長を合わせた。テリーは、「美元は高嶋ファミリーの名を汚していることも考えるべき」と攻撃をやめない。
最高裁まで進めば、さらなるイメージ悪化と弁護費用の負担が重くのしかかるだけに、「慰謝料の金額を見据えながら、どのタイミングで和解するか」がポイントになりそうだ。
●「泥沼離婚の先輩、ゴージャス松野が美元にアドバイス」【ミヤネ】
福島県のとある村祭りで熱唱するゴージャス松野。今は地元を中心にタレントやプロレスラーとして活動しているらしい。離婚裁判のころを振り返り、「クレジットカードでお金をおろして生活費にあてていた。生命保険も解約したし」と金銭面での苦しさを明かした。
さらに、“離婚裁判敗訴、整形”という共通点を持つ美元に、「今回も(自分のときと同じで)当然の結果ではないかと思う」「控訴しないほうがいい。自分も今思えば別の形ができたと思う。新しい道を見つけてほしい」とアドバイスを送った。
これを見た宮根誠司は、「(松野は)裏方のマネージャーだったのに、今は歌手だ、プロレスラーだと言って表に出てますからね」と皮肉たっぷりのコメント。元妻・沢田亜矢子は今、何を思っているのか……。
●「石田純一&東尾理子夫妻と同日にギャル曽根も出産」【ミヤネ】
ギャル曽根が赤ちゃんと添い寝する写真を見た宮根誠司は、「誰ですか?」と白々しいリアクション。続けて、「(ギャル曽根と)顔ちゃうわ~」とナチュラルメイクの顔にツッコミを入れる。さらに、「でも(ふだん厚化粧のクセに)素顔出すねんな」と失礼の上塗り。最後は「大きくなったら(石田夫妻の子と)一緒に遊ぶのかな」と笑顔でまとめたが、今さらフォローしても遅い。毒を吐くときだけ使うのは、関西弁のイメージダウンだ。

●「早くも消える前兆か。スギちゃん、西山茉希に消される!」【とくダネ】
イベントに登場したスギちゃんと西山茉希。芸能リポーターから恋人・早乙女太一のことで質問攻めの西山を見たスギちゃんは、「オレがフォローするぜぇ~」とノリノリだ。しかし、赤面した西山に「(焦って)汗が出てるぜ~」と声をかけると、すかさず笑顔で「ワイルドだろぉ~」とギャグを奪われてしまう。その上、すぐに早乙女との話が再開されたため、スギちゃんはポツン、「完全に私はフリに使われたぜぇ~」とお手上げだった。ちなみに、西山と早乙女の関係は良好で、19日の誕生日も一緒に過ごす予定という。
●「熊谷真美、あれから30年。18歳年下男性と再婚」【知り】
つかこうへいさんとの離婚から30年。熊谷真美がイケメン書道家・中澤希水との再婚を発表した。52歳の熊谷と34歳の中澤という年の差に加えて、“先生と生徒”という関係性がセンセーショナルだ。
熊谷と親交の深い梅沢富美男は、「以前は『私は鉄のパンツ履いてます』って言ってたのに、最近キレイになってきた。(中澤は)イケメンの芸術家という感じでカッコイイ。でも先生が生徒に手をつけちゃイカンですよ」と笑う。梅沢よりも、熊谷の妹・松田美由紀のコメントが聞きたいのだが。
宮根誠司が「モデルのようなお相手の方と一度お会いしてみたい」と言っていたが、確かにスター性のありそうなダンナだった。
●「旬くんより、ありさちゃんより、ケンゾー!」【スッキリ】
ウイスキー関連のイベントにて。「ウイスキーを飲みたいときは?」と聞かれた小栗旬は、「大きな仕事を終えたあと」、観月ありさは「女の子同士で恋愛話をしながら」と無難なトーク。この2人、本当に飲んでいるのか疑ってしまう。続いて答えた作家の北方謙三が、コワモテの顔で「人を殺したとき……」とつぶやいた。すぐに「もちろん作品の中で」と説明したが、ハードボイルドすぎるアンサーだ。
これに反応した山里亮太が、「僕らは北方さんの人生相談で育った世代だから」と話すと、加藤浩次も「あったね~。必ず最後を『風俗へ行け!』で締めくくるやつ」と楽しそう。正確には「ソープに行け!」だが、放送時間を考慮して言葉を変えたのか。

●「爆笑問題・田中裕二が緊急入院。別名“キス病”」【知り】
田中の病気は、ウイルス感染症の一種である伝染性単核球症で、肝機能障害も併発。1週間の絶対安静が必要だが、重症ではないという。ところで伝染性単核球症は、キスや飲み物の回し飲みなどで感染することが多く、別名“キス病”とも言われている。それだけに田村淳は、「太田さんのエジキになりそう(な病気)ですね」と含み笑いしていた。
●「一発屋芸人が再生へ! 壮大なプロジェクト始動?!」【スッキリ】
『再生可能エネルギー応援プロジェクト』のイベントに出演したのは、レイザーラモンHG、楽しんご、三瓶、天津木村、ムーディ勝山の歴代一発屋芸人たち。“再生可能ボーイズ”を結成し、活動するという。これを見たテリー伊藤は、「これいいアイディアだね」と演出家目線でひと言。一方、加藤浩次は、「ダンディ(坂野)も入れて欲しかった」とリクエストを出すが、メンバー的に吉本限定だから無理か。「連帯感がスゴイ」と語る山里亮太の本心は、彼らへのエールか軽蔑か。

●「女優人生77年の森光子さん、微笑んで大往生」【とくダネ】
森さんは、亡くなる前日もいつも通り朝食を取るなど、最後まで苦しむ様子はなく、微笑んでいたという。最後の舞台となったのは、2010年の滝沢秀明主演『新春人生革命』。当時すでに89歳だったが、92歳で亡くなるまで、「目標150回」のスクワットを続けるなど、舞台復帰への意欲を見せていた。
戦時中に中国などへ前線慰問、結婚と離婚、舞台『放浪記』2017回の出演、ワイドショー『3時のあなた』の司会、ドラマ『時間ですよ』のおかみさん、そして女優初の国民栄誉賞。VTRを振り返ると、最後までその姿も印象もほとんど変わらないことに驚かされる。
親交の深いジャニーズタレントたちは、ショックのあまりコメントが出せない状態。これほど大きな存在が失われたとき、ワイドショーはただその功績を伝えるのみになる。
●「今日は誰の誕生日? 悪ノリする、ドSの加藤浩次」【スッキリ】
『エンタメまるごとクイズッス』のオープニングにて。天の声(山里亮太)がノリノリで「今日はAKB48峯岸みなみちゃんの記念すべき20歳の誕生日です!」としゃべりはじめると、加藤浩次が「ああ、テリーさんの姪に似てる子か」とボソリ。すかさずテリー伊藤が「まだ若いな~。よく知ってるから、あとでメールしておこう」と笑う。さらに、加藤が「あの子おもしろいよね~」と話しはじめると、テリーが「カンがいいんだよな」と返す。この間、山里は放置状態だ。
通常このくだりは、「誰だそれ!」「早くはじめろ!」と山里が罵倒されるのだが、「まさかこんなに盛り上がるとは……」と明らかに困惑。ドSな加藤は、「もっと峯岸さんのお話してやろうか?」と悪ノリが止まらない。生放送のMCらしからぬ自由ぶりだが、AKBのメジャー化はこんなところにも表れている。

●「浜崎あゆみ、5歳年下彼との熱愛認めた!」【ノンストップ】
相手は2007年から浜崎のバックダンサーを務め、PVでも共演した内山麿我。番組での紹介は、「浜崎はファンサイトで、内山はブログですぐに交際を認めた」「その翌日、パリで“手つなぎショッピングデート”姿を撮られた」ところまで。
しかし、「内山には40代の妻がいて離婚裁判中。しかも妻は、『内山の訴え通り離婚を認める』判決を不服として控訴中」という報道もあり、妻もブログでそのことを暗に認めている。つまり「美元よりも一歩先を行っている」ということか。
ちなみに、内山のブログ名は、『世の中「愛」deオールオッケー』。今後のワイドショーを盛り上げてくれそうだ。
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内山麿我オフィシャルブログより。エントリはこの件の「ご報告」1件のみでそれ以前の記事は削除されているようだ |
●「NHK『おはようニッポン』森本健成アナ、痴漢で逮捕」【とくダネ】
逮捕容疑は、19時45分~55分ごろ、混雑した車内で向かい合わせで立っていた23歳女性の胸をさわったというもの。森本容疑者は酒に酔った状態で「女性の胸をさわった覚えはない」と否認しているが、自宅と真逆方面の電車に乗っている時点で説得力はない。しかも、痴漢は通常「迷惑防止条例」違反だが、悪質なものは「刑法の強制わいせつ罪」を適用するのだが、森本容疑者は後者での逮捕だったのだ。
これを見た深澤真紀が、「お酒で記憶が無くすことを武勇伝にするなど、日本は認識が甘いところがある。だから……」と話している途中で、小倉智昭が厳しい口調でカットイン。「でも酒に飲まれちゃいけない!」と断罪した。確かにツイッターなどでの失言も、泥酔時が最も多いというから、有名人、とりわけキャスターは自覚が必要だろう。
●「ジョニー・デップ、愛娘のために奇跡のコラボ!」【ノンストップ】
子ぼんのうで知られるジョニーだが、今回は13歳の娘リリーが「大ファン」というワン・ダイレクションを自宅に呼んでセッションしたという。どうやら母のヴァネッサ・パラディと別れた上に不倫疑惑などの報道で、娘が傷ついていないか心配だったらしい。
番組は、実際にあったプライベートライブの値段を紹介。マドンナが550万ドル、ビヨンセ4000万ドルらしいが、そんなに差があるのか?!
テレビ各局が収入確保のひとつとして映画制作に力を入れるようになってから、週末のワイドショーは、すっかりPRキャラバンの中心地に。この日も【スッキリ】が『綱引いちゃった!』の出演女優たちに女子会トーク企画をさせ、【とくダネ】が『任侠ヘルパー』の草彅剛と安田成美に生出演させるなど、放送時間が長かった。映画のPRに加えて制作費も浮くだけにこの傾向は続くだろうが、事前に作品を見なきゃいけないMCたちは大変だ。まあ、小倉智昭は喜んで見そうだけど。
木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。