開講25周年を迎える「こどもちゃれんじ」の大人気キャラクター「しまじろう」が、『しまじろうと フフの だいぼうけん ~すくえ!七色の花~』として初映画化され、2013年3月15日に全国公開されることが8日、明らかとなった。

『しまじろうと フフの だいぼうけん ~すくえ!七色の花~』メインビジュアル

「しまじろう」はこれまで『しましまとらのしまじろう』『はっけん たいけん だいすき! しまじろう』といったTVアニメとして展開されてきたが、映画化はこれが初。幼児が「初めて映画館で見る映画・ファーストシネマ」をコンセプトに企画され、アニメと実写パートでの構成、スクリーンのキャラクターとのコール&レスポンス場面の挿入など、「こどもちゃれんじ」の幼児を惹きつける映像制作のノウハウを活かし、初めての映画館体験が楽しさと共に心に残る作品を目指していくという。

また、本作は幼児期を迎えた子供が楽しめる最初の映画として、子どもが映画館で鑑賞する際の保護者の不安要素である「映画館での暗さ、音量などへの恐怖感」や「楽しめる&集中力の持続」などに配慮している。具体的には、子どもの集中力がとぎれないよう総尺50分内に途中休憩の導入、暗さへの恐怖を払拭させるため映画館の照明を半照明レベルに設定、音量なども入念に調整していく。本編は、ストーリー部分のアニメ(22分)、冒険の旅シーンの実写(28分)で構成。実写部分はミュージカル仕立てとなっており、キャラクターとのコール&レスポンスを採用し観客自身も参加する形式にするなど、幼児が場面ごとに楽しめるようにさまざまな工夫が凝らされている。

物語は、しまじろうたちが住んでいる自然いっぱいのちゃれんじ島が舞台。ある日、島じゅうの花が次々と枯れてしまい、町は一大事に。花屋を営むみみりんの家は臨時休業、しまじろうの家ではお父さんが大切にしていた花壇の花が枯れる中、しまじろうたちの秘密基地に花の国の女の子・フフが登場。しまじろうがフフと共に夢で見た七色の花を助けるため、力を合わせて活躍する姿が描かれる。

ベネッセコーポレーションが1998年に開講した幼児向け通信教育教材「こどもちゃれんじ」は、2013年で講座開講25周年。それを記念して制作される本作は、毎月家庭に届けてきた講座を通し親子の心に残る「楽しい感動体験」を提供する手法を活かし、これをきっかけに、今後は社会のさまざまな場面において広く感動体験を創出していくという。

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