第16代大統領エイブラハム・リンカーンの真実のドラマを描いた映画『リンカーン』の特報映像が6日、米大統領選挙一般有権者投票開始(現地時間11月6日、日本時間11月7日)にあわせ、公開された。

同作の劇場版ポスター第1弾

同作はエイブラハム・リンカーンがアメリカ合衆国の第16代大統領として過ごした最後の数カ月を描いた作品。南北戦争時代に南部の首都リッチモンドへの突然の訪問で見せた伝説的逸話のワンシーンなどを再現している。

リンカーン大統領を演じるのは、映画『マイ・レフト・フット』(1989年)や『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007年)でアカデミー賞主演男優賞を獲得したダニエル・デイ=ルイス。スピルバーグ監督はリンカーンが憑依したかのごとく熱演したダニエル・デイ=ルイスに対し、"大統領と対面する"という意識から敬意を表すため常にスーツ着用で撮影臨んだほどだったという。また、スピルバーグは同作について「リンカーンの映画をずっと撮りたかった。彼は自分の理想を貫き実現するアメリカの父とも言える指導者だ。偉大な指導者が求められる今だからこそ知ってもらいたい物語だ」とコメントしている。

そのほか、同作にはオスカー助演男優賞を受賞しているトミー・リー・ジョーンズや、これまでに2度オスカー主演女優賞を獲得しているサリー・フィールド、映画『ダークナイト ライジング』などで知られるジョセフ・ゴードン=レヴィットらが参加している。

映画『リンカーン』は、2013年4月19日より、TOHOシネマズ日劇ほか全国公開。

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