米ロックバンド、ボン・ジョヴィのライブチケットが、わずか12.5ポンド(約1,600円)販売されることが明らかとなった。
先日、ザ・ローリング・ストーンズが結成50周年のライブチケットを95ポンド(約1万2,000円)から375ポンド(約4万8,000円)と高額で販売されて物議を醸したことを受け、ボン・ジョヴィは、来るライブツアーのチケットを全てのファンが購入可能なように低価格に設定したという。
米音楽会社AEGライブにてボン・ジョヴィのUKツアープロモーターを務めるロブ・ハレットは、ライブチケットが一般のロックファンたちには手が届かない金額になっているため、彼らが何とかしたいという気持ちで今回行動を起こしたと次のように語っている。
「ボン・ジョヴィのメンバーたちが私のところにやって来て、来年予定している"ビコーズ・ウィ・キャン"ツアーのチケット価格はファン全員が購入できる価格にするべきだと言ってくれた時は非常にうれい気持ちでした。この音楽業界で生き抜くためには、高額なライブ・チケットのイメージを取り払う必要があります。結局、ロックンロールとは、今までずっとそうだったように、常に大衆のための音楽であり続けなければいけません。つまりみんなのための音楽なのです」
また他の関係者はデイリー・ミラー紙に「今は不景気の真っただ中ですから、ボン・ジョヴィは12.5ポンド(約1,600円)というチケット価格が最適だと考えているわけです」とコメントを残している。
一方、375ポンド(約4万8,000円)が最高金額だったザ・ローリング・ストーンズのチケットだが、実際には数千ポンドにまで釣り上がったという。しかし、ザ・ローリング・ストーンズのコンサート主催元ヴァージン・ライブのスポークパーソンは、チケット価格は公平なものであったと反論している。「チケット価格はライブ費用をカバーするためのもので、今回のストーンズのチケットも他の大物ミュージシャンたちのライブと同じような価格ですよ」
そんなローリング・ストーンズのメンバー、ロニー・ウッドは「俺なら払うね。だって俺たちはリハーサルのためにもうすでに何億も使ってるんだぜ。なのにまだ準備の半分も終わってないんだ。ステージだってその何倍もかかるわけだしな」と語っている。
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