今年夏には結成50周年記念ライブどころか、ライブ活動引退も囁かれていたローリング・ストーンズ。現在はコンディションも大変よいとのこと (C)BANG Media International

英ロック・バンドのザ・ローリング・ストーンズが25日、仏パリのライブハウスでサプライズライブを開催した。

先日発表された11月、12月に行われる英米計4公演の結成50周年記念ライブは、一番高額なチケットは950ポンド(約123,000円)にものぼり、一部ファンからは「高すぎる」という不満の声が噴出していたストーンズだが、サプライズライブのチケットはわずか15ユーロ(約1,600円)。ライブは開催当日に急遽アナウンスされ、チケットが同日正午よりパリのシャンゼリゼ通りのCDショップで販売することをツイッター上で発表。この情報は瞬く間に拡散して各ショップに長蛇の列ができたため、結局2時間前倒しの販売となり、350枚のチケットはわずか数分でソールドアウトとなった。

ライブ時間は約1時間15分。通常のストーンズのライブに比べれば短時間ではあったものの、「ルート66」「スタート・ミー・アップ」「ミス・ユー」「ブラウン・シュガー」などを披露。彼らのパフォーマンスを間近で目撃することができた400人にも満たない幸運なファンは、大興奮だったという。

このサプライズライブの噂は、もともと前日の24日からあったようで、ストーンズのギタリスト、ロニー・ウッドが英音楽雑誌「NME」に"コックローチズ"という別名義で小さなライブを開催すると発言していた。