「カラダの肌に対するウォンツ(欲求・要望)」

男性肌を研究しているマンダムは、「男性のカラダの季節による影響」について検証を行った。その結果、冬のほうが首元の乾燥が目立つことや、制汗、ベタつき、UVケアに続き、新しいボディーケアウォンツ(欲求・要望)の兆しがあることなどが分かったという。

まず、20代・30代の男性のボディー肌における「季節による状態の差」を知るため、首の水分量・皮脂量・知覚感度について計測。

「角層水分量」は、夏より冬の方が40%近く低くなり、男性も冬場は肌の水分量が明らかに低下していることが判明した。「皮脂量」についても、夏より冬の方が60%近く低くなり、皮脂の分泌も抑えられている傾向が確認されている。

また、「ニューロメーター」という医療機器を用いて、「神経線維」(神経系の一部で、神経線維が束になって神経となる)の反応の季節変化を調べたところ、夏の肌に比べて冬の肌が、知覚過敏気味になっていることがわかった。

一方、生活者の肌への意識を見てみると、単純に肌のカサつきを治したいというだけでなく、「より良い肌にしたい(43%)」、「感触をよくしたい(35%)」といったウォンツを持つ人たちも多くなってきている。

さらに、「肌の乾燥」に対する意識を見てみると、顔同様、カラダの乾燥を気にしている人は多く、どの年代でも「カラダ用保湿剤(ボディーローション)の使用意向」は高いものの、まだ実際の使用には至っていない。

カラダ用保湿剤<ボディローション>使用率