お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅、安めぐみ、大政絢が6日、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町で行われた映画『くろねこルーシー』の初日舞台あいさつに出席した。

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映画『くろねこルーシー』は、『ねこタクシー』や『犬飼さんちの犬』など、小さな動物が悩める大人を後押しする動物作品を手掛ける亀井亨監督の最新作。妻の幸子(安)と5歳の息子と別居中の占い師・鴨志田賢(塚地)は、ある日、ひょんなことからルーとシーという真っ黒な子猫たちを飼うことになる。しぶしぶ子猫を育てることになった鴨志田だったが、"くろねこ占い"が評判になり、次第に運気が上がり始めて――というストーリーで、映画は全国公開中。

易者の帽子を被って登場した塚地は「撮影中は、この格好で街中をウロウロしてたんですが、馴染みすぎて全然気付かれなくて。芸能界でこの帽子が似合うのは僕だけだと思う」と自信たっぷりで、役どころについて「僕にすごくそっくりなので、何にも演技してないんですよ(笑)。途中、撮影なのかプライベートなのか分からなくなった」と明かすと、亀井監督から「一番適任だった。塚地さん以外考えられない」と絶賛されて照れ笑い。舞台あいさつには、劇中でルーとシーを演じたスモークとモアも登場し、2匹の猫をあやしていた塚地は「僕は"鈴木"というヤツを飼ってるんですけど、自由気ままなヤツなので飼うのが大変。一度も可愛いと思ったことはないですね」と吐露した。

また、猫耳のカチューシャをつけて登場した安は「年齢的に大丈夫ですか?」とはにかみつつ、「猫にも塚地さんにも癒される現場でした。人ってちょっとしたきっかけで変われたり、頑張れたりするので、この映画で勇気を感じていただければ」とアピール。クランクインの日は、安がお笑い芸人で夫の東貴博と入籍した翌日だったそうで「入籍早々、いきなり別居妻を演じることになってしまって……。演じるのが難しかったです」と苦笑い。また、鴨志田の手助けをするペットショップ店員・里中渚を演じた大政は「ずっと撮影していたかった。猫ちゃんに癒されてください!」と微笑むと、塚地が「猫たちを撫でて可愛がってたんですが、リハ用のぬいぐるみもずっと撫でてて『この子、大丈夫か?』って思った」と暴露して観客の笑いを誘っていた。