熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!

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10月1日(月)

●「スギちゃん、復帰後初のテレビ出演で大ウケ!」【知り】

復帰後初の出演は、生放送の『笑っていいとも!』。「やってやりますよ。暴れまわってやります」と宣言して舞台に上がると、タモリとハグ。二人ともうれしそうだ。続けざまに放った「入院初日にナースコールを引きちぎってやったぜぇ」のネタは確かにウケていた。 ただ、これを見た田村淳は、「いいヤツだから無理しちゃうんだよな」とボソリ。二人は同年代だが、たどってきた芸人人生があまりにも違う。淳は「いいヤツだから」成りあがってきたのではない気がする。

●「デビュー上等! avex主催ヤンキーアイドルオーディション」【ノンストップ】

エイベックス担当者が、「ヤンキーは、根性があって負けん気が強くて一本筋が通った女性」「ビーバップのリバイバルブームが来てもおかしくない」と自信満々に語る。600通以上もの応募があったオーディションの内容は、「なめんなコラッ!」「お前こそなめんな!」のタイマン口ゲンカなど、やはり異色だ。

そして13人の合格者は、江戸っ子ヤンキーから、シングルマザー、ケンカ400戦無敗のプロレスラー世Ⅳ虎(よしこ)まで、何とも多彩。というより、見た目がおもしろすぎる。これを見た堀内健は、「昔のヤンキーとちがう。ファッションみたい」と冷ややかな目。設楽統も、「アイドル戦国時代と言われてますが、本当の武闘派。共演したくない」と苦笑い。ヤンキーだった過去を隠している女優やモデルは多いだけに、ブレイクできたらお見事。

●「話題の映画コメンテーター・有村昆。セレブ伝説を語る」【ミヤネ】

キャスター丸岡いずみとの結婚で話題の有村。しかし、結婚以上に注目を集めているのは、その“超おぼっちゃま”ぶり。父親はアメリカの大手ホテルチェーン副社長、母親も100枚のレコードを出したシャンソン歌手であり、エピソードがぶっ飛んでいるのだ。

「おこずかいは無限大。お年玉は100万円だった」「弁当はうな重とビーフストロガノフをヘビロテで。お手伝いさんが持ってくるから冷めない」「20歳で牛丼店に初めて行って、個室をリクエストした」。

披露宴の司会を引き受けた宮根誠司は、「昨日、丸岡さんとその話をしていて、本当にノーギャラでやろうと思ってたんですが、これを見て『何だよ!』って」とツッコミ。有村のこのイジられ方は、新たなセレブタレントの誕生そのものだ。

10月2日(火)

●「苦節16年、コント日本一・バイきんぐ生出演」【スッキリ】

先日、『キングオブコント』を歴代最高点で制したバイきんぐに密着。ツッコミ・小峠の部屋は三軒茶屋で家賃5万4000円、先月の給料明細を見ると額面は1万2000円だった。しかし、「16年間合計で30万円くらいだからこんなもの」と笑っている。 続いて、40冊ものネタ帳を発見。300本のネタが書かれたノートはボロボロだ。週5日でバイトをしながら極貧生活を続けられた理由を「お笑いより好きなものがないから」とここでも笑う小峠。スキンヘッドだし、何だか悟った坊さんみたいだ。

これまで数々の芸人を見てきたテリー伊藤は、「お年寄りも楽しめていい。『笑点』に出られるし、芸人として長生きできる」と絶賛。確かに、生放送の番組へ出るたびにネタを変えるなどスキルは十分だし、大声ツッコミ、ブサイクハゲ、極貧下積みなど、キャラも申し分なしだ。

●「71歳の石橋蓮司、30代美女と半同棲か?!」【ミヤネ】

相手女性は、美脚で冨永愛に似ているらしい。当初、石橋は「今年3月に事故で、掃除や洗濯ができなくなったからやってもらっているだけ」と否定していたが、その後「別にそういうストーリー(半同棲)でもいいじゃねえか」と一転して認めた。この開き直り、さすが昭和の俳優だ。 宮根誠司は、「70代でこの言葉は言えません。カッコイイ!」「ひょっとしたらこれもお芝居かもしれない」「(別居中の妻と離婚しないことについて)内田裕也さんたちと同じことかな。僕らみたいな未熟もんには語る資格ない」と前のめりでコメント連発。年の差恋愛の話になるといつもこうなのだが、願望があるのか。

10月3日(水)

●「流通ジャーナリスト・金子哲雄さん、41歳早すぎる死」【スッキリ】

病名は肺カルチノイド。相談を受けていたおおたわ史絵は、「昨年6月に相談を受けた。勉強家なので、病気のこともすごく調べただろうし、その度に落ち込んだと思う」「『頑張ります。一日でも長く生きたいんです』というメールが届いたと思ったら、『死ぬのが怖い』というメールが来るなど葛藤していた」と闘病の様子を明かした。

テリー伊藤は「陽気な金子さんしか知らなかった」、加藤浩次は「専門分野だけでなく、番組全体を考えてコメントしてくれた」と話したが、それもそのはず。金子さんは同番組だけで60回も出演していたのだ。 宮崎哲弥が「死を前にするとその人の本質が出ますが、カッコよかった。私もかくありたい」と話すなど、出演者たちがわれ先にとコメントを述べる。話したくてしょうがないほど、素晴らしい人柄だったのだろう。

●「注目の新コーナー。今最も『今後が心配な芸能人』は?」【知り】

辛口ライターとしてジワジワ人気上昇中の吉田潮が名前を挙げたのは、小林幸子でも酒井法子でもなく、武井咲、向井理、消臭力のCMでもおなじみミゲルの3人。 武井は、「3クール連続のドラマ出演で、このままでは、結婚報告で『青春がなかった』と書いた上戸彩、海外へ嫁いだ後藤久美子など、事務所先輩のように結婚してしまいそう」。 向井理は、「小顔すぎて女優さんに嫌われる。男性の妬みもあるし、宍戸錠さんのように悪役をするために大きくした人もいる」。 ミゲルは、「声変わりが明らか。CMでも変わっていてちょっと残念な感じ。マイケル・ジャクソンは声変わりでなく顔変わりだったけど」と言いたい放題。 実はこのコーナー、先週まで15時以降の関東ローカルだったが、全国放送に昇格した10月リニューアルの目玉なのだ。

●「世界10か国でチャート1位の韓流アーティストに迫る」【ミヤネ】

そのアーティストは、PSY(サイ)。『江南(カンナム)スタイル』は、イギリスをはじめとする10カ国で1位をマークし、アメリカのビルボードでも2位と大躍進している。 しかし、PVを見た宮根誠司は、「こんなん、肥えたスギちゃんやん」とぶ然。コメンテーターたちも、「何で売れているのか……」と首をひねっている。チャート1位は欧米ばかりだから、アジアではウケないということか。 さらに、34歳で既婚者、アメリカの音楽大学を卒業、それまで売れてなかったことを聞かされた宮根は、「だから芸能界はやめられんのやな~」とこぼす。まさか、世界を狙っているのか?!

10月4日(木)

●「衝撃9頭身モデル、菜々緒がぶっちゃけまくる!」【とくダネ】

密着インタビューの最初はランチだが、何とマクドナルドを食べていた。「好きなものを食べて、他で頑張る」と言っていたが、幼いころからトマトを毎日食べ、牛乳2Lを飲んでいたらしい。だからこその身長172cm、股下85cmなのか。

その後も、「高校時代にスカウトされたけど仕事がなくて、大学2年までで単位を取り切った」「焼き肉店バイト時代に先輩とつき合っていたが、仕事がうまくいかないときに彼のせいにしたくなくて別れた」「私なんか埋もれてしまいそうで不安」などとホンネを連発。

今後についても、「いい子ぶって好かれようと思わない」「27歳で結婚して、2年くらい夫婦二人でいて、30歳で子どもを作る」とキッパリ。聞けば何でもしゃべってしまうのだ。しかし、小倉智昭は、元陸上選手の為末大と談笑している。「あれだけ足が長かったら、走り高跳びをやらせたい」と悪ノリしていたのだ。足だけ見てたのか!

●「レジェンド『BOOWY』が未公開映像をリリース!」【スッキリ】

デビュー30周年記念で、未公開映像を含めたブルーレイをリリースするBOOWY。未公開映像が流れると、スタジオのオジさんたちが大さわぎ。加藤浩次が「コピーバンド多かったな~」と話すと、テリー伊藤も「当時音楽番組を演出してたんだけど、オーディションに来る6割がマネしてた。みんな黒い服を着てね」と笑う。 さらに、今年7月にレコチョクが行った”復活してほしいバンド”アンケートで断トツ1位だったことが明かされると、加藤が「難しいだろうな~いろいろあるからね」と笑う。確かに昨年、氷室京介が震災復興ライブで、”ひとりBOOWY”やっていた。

10月5日(金)

●「出産間近の東尾理子。わが子への思い」【スッキリ】

不妊に悩む女性のために執筆した著書『不妊じゃなくてTGP』の出版イベントを開いた東尾理子。「『お腹の子に障害があるかどうか? の検査を受けない』と決めたとき、『自分が守っていくんだ』と母性を強く実感した」「(エコー写真を見て)愛おしいですね。一緒に生きているという感じがします」など、来月7日の出産予定日が待ち遠しくて仕方ない様子。

一方、夫の石田純一は、「理子は笑っちゃうくらい準備万端。僕のものは倉庫に持っていかれて、代わりにおもちゃやベビーベッドが置かれている」と笑顔。ただ、数年先のベビー服まで買ってあるというのはスゴイ。テリー伊藤が「(来年春に完成する)新居できても石田さんの部屋はないね」と笑うと、加藤浩次も「それが幸せなんでしょう」と父親の顔になっていた。

●「写真家人生50年、篠山紀信が語る写真の力」【バード】

前日から東京オペラシティで開催中の写真展『篠山紀信展 写真力』。ジョン・レノンとオノ・ヨーコのキス、長嶋茂雄が引退直前に悩む姿、山口百恵の水着、宮沢りえのヌードなど、50年間で撮影された120点もの作品が展示されている。

「『その時代に何をやっていたか』を考えさせるのが写真力」「狙いや戦略を持ってやっていたら長続きしない。『やりたいからやる』という“篠山好奇心”」と語る篠山。

これを見た羽鳥慎一は「大迫力の展覧会。今でも連載が10本あって毎日撮影しているというからスゴイ」、赤江珠緒は「圧倒されますね。71歳に見えない」、吉永みち子は「人にカメラを向けるのは大変なこと。両者の思いがぶつかり合う関係性は、時代を超える大きな力」とそれぞれ絶賛。実は「写真がスゴすぎるから演出は一切不要」という番組制作サイドから見たら、ラッキーなネタだったりする。


番組改編期の10月第1週ということで、各ワイドショーがリニューアルを行ったが、大きなテコ入れがあったのは『とくダネ』と『知りたがり』のフジテレビ系2つ。 『とくダネ』は、コーナー名を変えただけの『速ダネNEWS』、小倉&天達が散歩する『ぶらみち』、そしてスタジオセットの変更など、微妙な変化のみ……。 一方、『知りたがり』は、関東ローカルで評判がよかった『TVまぁさぐり』を全国放送に昇格させたり、翌日のトレンドを紹介する『サキ見せ』を企画したり、意欲的なトライが目立った。思考錯誤中ゆえ、広い心でご視聴を。

きむら・たかし
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。