2013年正月に公開が予定されている、「黄金時代編」3部作の完結編となる映画『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』の新キャストが28日、発表された。

中村悠一

竹達彩奈

大塚明夫

新キャストとして発表されたのは、鷹の団を襲う暗殺集団の首領シラット役、鍛冶屋ゴドーと暮らす少女エリカ役、本作でキーとなるキャラクター髑髏の騎士役を演じる3名。シラット役は『氷菓』の折木奉太郎や『機動戦士ガンダム00』のグラハム・エーカーを演じてきた中村悠一、エリカ役は『けいおん』の中野梓を演じた竹達彩奈、そして髑髏の騎士役は声優、俳優、ナレーターと幅広いジャンルで活躍し、『METAL GEAR SOLID』シリーズのスネークや『ブラック・ジャック』、そのほか数多くの洋画吹き替えを演じてきた大塚明夫が担当することになった。

中村悠一が演じるシラット

また、3名それぞれに『ベルセルク』出演への喜びと想いについて、中村は「原作の三浦建太郎さんのテイストに作画監督の恩田尚之さんのタッチが加わった、見事な映像に仕上がっています。黄金時代篇のクライマックスでありながらまだまだ終わらないエネルギーを感じる作品です。僕が演じた、ナルシストでありながらコミカルなシラットを是非劇場でご覧ください」。竹澤は「長年たくさんの方に愛されているベルセルクに参加できてうれしいです。タイトルは子供のころから知っていたのですが、絵が奇麗なぶん、衝撃的なシーンがリアルでドキドキしました。『黄金時代篇』完結の3作目ということで、これまでの作品の雰囲気を壊さずに携われたらと思い演じました」と語っている。

竹達彩奈が演じるエリカ(左)

そして大塚は「恐縮ながら漫画『ベルセルク』は知りませんでしたが、アフレコで映像を見て「素晴らしい!!」の一言。髑髏の騎士役ということで、謎の多いキャラクターを意識して演じてみました」と本作の壮大なスケールと美麗な映像に圧倒されていた。

大塚明夫が演じる髑髏の騎士

映画『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』は、同作は三浦建太郎原作、全世界累計3,300万部を超える同名漫画の映像化作品。長大なる原作の世界観全てを映像化する「ベルセルク・サーガプロジェクト」の第1弾「黄金時代編」で、2月公開の『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』、6月公開の『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』に続いて、本作が3部作の完結編となる。映像化を手がけるのは『鉄コン筋クリート』『マインド・ゲーム』などで国内最高峰の技術を誇るSTUDIO4℃。徹底した時代考証や美術設定の裏づけ、ド迫力の戦闘描写には手描きとデジタルのハイブリッド映像を追及し、日本アニメーションの最高峰表現を目指している。

(C)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS