平均値において内臓脂肪面積が低下傾向にあることが確認された

精麦加工の最大手であるはくばくは、大麦(もち大麦)の持つ食物繊維が女性の内臓脂肪を低下させることなどを試験により明らかにした。その試験結果を踏まえ、9月10日にエビデンスページをオープンしている。

1日2食、「もち大麦」を30%配合した麦ごはんを摂取する成人女性5名(「もち大麦」30%配合群)と、「もち大麦」を50%配合した麦ごはんを同じ頻度で摂取する、BMI25以上成人男女各5名(「もち大麦」50%配合群)の2グループを対象に、12週間試験を行った。

試験結果として、「もち大麦」を50%配合した米飯を摂取することで、BMIおよび腹囲周囲径が有意に減少。「もち大麦」の配合量については、50%配合群だけではなく、30%配合群においても有意差はなかった。

女性50%群では、体重の減少効果も大きいことを確認。「もち大麦」配合の米飯を摂取する前に比べ、2.0kg体重の減少が見られた。

「もち大麦」配合の米飯を摂取する前に比べ、2.0kg体重が減少

以上を踏まえ、男性・女性ともに「もち大麦」の摂取がダイエットに有効であることが確認できた。

「大麦の機能性の一つとして、皮下脂肪面積よりも内臓脂肪面積の減少に対してより効果的であることが概報として報告されており、大麦(もち大麦)の食物繊維は、ダイエット効果はもちろんのこと、メタボリックシンドローム対策にも有効である」と、同社は考察している。

なお、本試験結果は、8月29日から8月31日に開催された「第59回日本食品科学工学会」で発表されたとのこと。

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