女優の麻生久美子と俳優の大泉洋らが5日、都内で行われた映画『グッモーエビアン!』(山本透監督 12月15日公開)の完成披露試写会に出席した。

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吉川トリコの同名小説が原作の『グッモーエビアン!』は、元パンクバンドのギタリストで、17歳で母親になったアキ(麻生久美子)としっかり者の女子中学生・ハツキ(三吉彩花)のもとに、2年間海外放浪の旅に出ていた自由人のヤグ(大泉洋)が転がり込み、3人暮らしがスタートさせるという、一風変わった家族を描く物語。

5月に第1子を出産して以来、初の公の場となった麻生は、大泉らから「おめでとう」と祝福されると、「撮影中はご迷惑をおかしてすみませんでした」と謝りながら、「妊娠中に撮ったのはこの1本だけです。特別な作品となりました」とあいさつ。「お腹の中に子供がいると、これまでとは違う気持ちで臨めました」と撮影を振り返った。妊娠していることをキャストには知らせておらず、大泉は「撮影最後の日に言われたんですが、まったく気づきませんでしたね」と驚いたそうで、「風邪で撮影を休まれたりしてて、病弱な方なのかなと思ってましたけど、内心では、『風邪なんてひきやがって、どういう体調管理をしてるのか』と思ってました(笑)」と話して、会場の笑いを誘った。

パンクロッカーのボーカルという役どころに挑んだ大泉だが、「自分の中にロックスピリットがまったくなくて。ムード歌謡歌手に設定を変えてもらえないかと監督にお願いしたんですが(笑)」と新境地だったようで、「自分の声はガラスのボイスなんで(笑)、頑張りすぎると潰れちゃうんですが、練習は必死にやりましたね」と苦労も。それでも麻生からは「大泉さんのライブシーンには胸キュンしましたよ」と褒められていた。