元プロ野球選手で野球解説者の工藤公康氏、スポーツキャスターの長島三奈、お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建が1日、東京・池袋サンシャインシティで行われた『熱闘甲子園』のスペシャルイベントに出席した。

左から、長島三奈、工藤公康、アンジャッシュ・渡部建 拡大画像を見る

第94回全国高等学校野球選手大会のダイジェスト番組『熱闘甲子園』は、番組ナビゲーターに工藤を迎え、8日の23:10から決勝戦が行われる22日まで、ABC・テレビ朝日系で連日放送予定。工藤は「ナビゲーターは初めてなので、球児たちの勉強をしてみなさんに分かりやすく伝えていきたい」と意気込みを語り、同番組でキャスターを務めて14年目の長島は「最近、年下のお父さんたちも出てきた」と明かしつつ、「たくさんの温かい想いを伝えたい。工藤さんとご一緒するのを楽しみにしています」と笑顔で語った。

番組がレギュラー化した1981年は、名古屋電気高等学校(現:愛知工業大学名電高等学校)でピッチャーだった工藤が、甲子園大会でノーヒットノーランを達成しベスト4入りを果たした年で、当時の映像がモニターに映し出されると、工藤は汗を拭きつつ「恥ずかしいですね」と照れ笑い。「甲子園は僕にとって一番熱くなった年。改めて仲間たちと過ごした日々を思い出しますね」と感慨深げに語り、「凱旋した時はすごかった。Tシャツが破られたり、通学の電車も女子学生でいっぱいで」と当時のエピソードを披露。記念に持ち帰った甲子園の土はもう無いそうで「庭に置いてたら、父親がガーデニングに全部使っちゃって」と明かして笑いを誘っていた。

また、"芸能界屈指の高校野球通"として出席した渡部は「本大会はもちろん、予選大会やベンチ入りをかけた紅白戦まで、年間50~60試合観戦してる」と話し、甲子園の見どころを"ライバル同士の熱い戦い"、"選手を支える縁の下の力持ち"、"予想外のドラマ"とアピール。工藤に、応援グッズであるチューリップ帽にノーヒットノーランを達成した日付とサインをおねだりした渡部は「本当にうれしい! 棚の一番良いところに飾っておきます」と大喜び。最後に工藤は「今は予選が終わってほっとしてる時期だと思うけど、体調を大事に良い状態で臨んで。結果も大事だけど、100%力を出して悔いを残さず、仲間たちの絆を大切にして甲子園を味わって欲しい」と高校球児たちにエールを送った。