『インデペンデンス・デイ』ではスティーブン・ヒラー大尉を演じ、エイリアンのマザーシップに乗り込んだウィル・スミス (C)BANG Media International

1996年に公開され、大ヒットを記録したSF映画『インデペンデンス・デイ』続編の製作がついに始動したことが報じられた。

『インデペンデンス・デイ』で脚本/製作を務めたディーン・デヴリンは、今回、監督のローランド・エメリッヒと11年ぶりに再タッグを組んで同作の続編を手がけていることを認め、こう話している。「どうなるかは言えないけど、11年ぶりにローランド・エメリッヒと仕事を一緒にしているんだ。色々なアイディアが出てきているんだけど、それらが組み合わさるかどうかわからない。でもそうなって欲しい。ローランドと第1作を作って以来初めてのことでとても興奮しているし、続編に適したアイディアがあるから、後は幸運を祈るだけだよ」

ディーンは、10年前に続編企画が持ち上がった際に多額のギャラを受け取ったものの、自身が執筆したストーリーに納得できずギャラを返したという逸話もある。それを含め、約1年半前から再始動した本作への復帰は、ローランドの説得があったからだとComingsoon.netに語っている。「僕らにはすごいプレッシャーがあったんだ。何年もの間、みんなが続編のことを聞いてきた。でも続編に適したストーリーがなければ決して作るつもりはなかった。実際10年前に『インデペンデンス・デイ2』の脚本執筆を依頼されて、多額のギャラを受け取ったんだ。でも書き終わった後、僕はギャラ全額を返して『そのスクリプトは読まないでくれ。脚本はまずまずだけど、インデペンデンス・デイの続編としては相応しくないんだ』って言ったんだ」

そうして、『インデペンデンス・デイ』の続編は完全な企画倒れとなったが、今回の再始動に関してディーンは、"ファンをがっかりさせない"と続けている。「だからその当時、今後は絶対に続編に手をつけるもんかって誓ったんだよ。でもね、1年半前にローランドが僕に電話して来て『もう一回トライしてみようよ』って言ったんだ。それで僕らはパームスプリングスで心に決めたんだ。それで『本物の続編にするよ。作る意味のある続編にするんだ。ファンをがっかりさせないようなね。僕らがそもそも作りたかったものにするんだ』って言ったんだよ。だからぜひともそうしたいんだ。どう転ぶかは分からないけどね」

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