シリーズ累計280万部を突破している有川浩の人気小説シリーズ『図書館戦争』が主演・岡田准一(V6)、ヒロインに榮倉奈々を迎え、実写映画化されることが7月31日、明らかになった。

『図書館戦争』が実写映画化され、ヒロインを務めることになった榮倉奈々 拡大画像を見る

同作は、公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められた近未来の日本を舞台に、武力行使さえ許される不当な検閲から"本"を守る、自衛組織「図書隊」の隊員達による命を賭けた戦いと、図書隊員の鬼教官・堂上篤(岡田准一)と新米女性隊員・笠原郁(榮倉奈々)の恋愛模様を描く。メガホンをとるのは『GANTZ』などを手掛けた佐藤信介。

岡田と榮倉は初共演。映画化もされたドラマ『SP』で激しいアクションを見せた岡田と、本格アクション初挑戦となる榮倉によるド迫力なアクションシーンも見どころの一つとなっている。岡田は「佐藤監督をはじめとするスタッフの皆様、初共演となる榮倉奈々さんをはじめとするキャストの皆様と、原作者の有川浩さんの世界を壊すことなく、映像を通じてリアルな世界を作り上げていけるよう撮影に臨みたい」と意気込み、榮倉は「SFファンタジーの中で描かれる登場人物の細やかな心情の動きに、ページをめくる手が止まりませんでした。いつしか本当に図書館戦争のような組織があるのではないかと思ってしまうくらい日常に馴染む、不思議な感覚でした」と原作を読んだ感想を。「キャラクターが勝手に動き出す現象、これが撮影の現場でも起こるようにテンションを持って行けたら」と役作りについてイメージを膨らませている。

クランクインは2012年10月。公開は2013年のゴールデンウィークを予定している。