『ダークナイト ライジング』でバットマン/ブルース・ウェイン演じるクリスチャン・ベール (C)BANG Media International

7月20日未明に起きた映画『ダークナイト ライジング』上映中の銃乱射事件を受けて、バットマン/ブルース・ウェイン演じるクリスチャン・ベールが、事件の犠牲者に哀悼の意を表した。

米コロラド州オーロラで起こったこの事件は、同シリーズの悪役ジョーカーを名乗るジェームズ・ホームズ容疑者が『ダークナイト ライジング』初回上映中、観客に向けて銃を乱射し12人が負傷、58人が負傷している。この悲劇をうけて、主役のバットマンを演じたクリスチャンは声明の中で自身も"恐怖"を感じたと述べている。「私の受けた恐怖は筆舌に尽くしがたいものがあります。被害者の方々、そして被害者の家族皆さんの痛みと悲しみは想像を絶するものでありますが、私の心はその方々と共にあります」

さらに本作のクリストファー・ノーラン監督も声明を発表し、犠牲者の家族へ哀悼の意を表した。「『ダークナイト ライジング』のスタッフとキャスト全員を代表し、オーロラの全コミュニティーを襲ったこの非道な悲劇的事件に対する私の深い悲しみと哀悼の意をここに表したいと思います……全く何も非が無いにも関わらず、この残虐な事件の犠牲となった被害者の皆様のお気持ちを表現する術を私たちは知り得ません。ただ、私たちは常に犠牲者の皆さんとその家族の方々に心を寄せるものであります」

ワーナー・ブラザースは今回の乱射事件を受け、『ダークナイト ライジング』のメキシコや日本で予定されていた出演キャストらによるPRイベントのほか、パリでのプレミア上映会も中止を決定している。

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