マイボイスコムはこのほど、「銀行の使い分けに関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査は、6月1日~5日の期間にインターネット上で行われ、10代以上の男女1万1,443名の有効回答を得た。

まず、口座を所有している銀行を尋ねたところ、最も多かったのは「ゆうちょ銀行」で75.0%。以下、「楽天銀行」が48.5%、「地方銀行」が46.4%、「三菱東京UFJ銀行」が37.2%、「三井住友銀行」が27.9%と続いた。

銀行口座を複数持っている人は9割で、口座数は「5個以上」が最多で34.1%。次いで、「3個」が23.5%、「4個」が18.0%、「2個」が15.5%となった。

複数口座所有者のうち、85.2%が用途に応じて口座を「使い分けている」と回答。使い分ける理由としては、「目的に応じて、利便性のよい銀行を使いたい」の46.3%、「資産管理しやすい」の34.1%、「お金を使いすぎないようにする」の26.0%、「手数料の軽減」の23.7%などが支持を集めた。

銀行口座の使い分け状況

銀行口座を使い分けている人がメーンバンクとして利用している銀行を聞くと、全体の1位は「地方銀行」で26.4%、以下、2位「ゆうちょ銀行」16.4%、3位「三菱東京UFJ銀行」16.0%と続いた。地域別では、関東が「三菱東京UFJ銀行」「みずほ銀行」、近畿が「三菱東京UFJ銀行」「三井住友銀行」、中部が「地方銀行」「三菱東京UFJ銀行」、それ以外の地域では「地方銀行」「ゆうちょ銀行」が上位2位に入った。

メーンバンク口座の利用目的は、「給与振込」が最多で53.5%。次いで、「カード引き落とし」が47.1%、「公共料金など引き落とし」が42.6%、「生活費」が32.7%、「貯蓄」が27.7%となった。

銀行別の利用目的を見た場合、「ゆうちょ銀行」利用者では「給与振込」「カード引き落とし」「公共料金など引き落とし」の割合が低かったのに対し、「貯蓄」「自宅近くで利用するとき」が高くなっていた。このほか、「楽天銀行」利用者では「ネットでの決済」「ポイントをためる」の支持が多く、「住信SBIネット銀行」利用者では「貯蓄」が1位だったという。

一方、サブバンクとして使っている銀行を尋ねたところ、1位「ゆうちょ銀行」25.8%、2位「楽天銀行」14.1%、3位「地方銀行」13.9%との順となった。

サブバンク口座の利用目的については、「貯蓄」が最多で29.6%。次いで、「ネットでの決済」が15.7%、「振込み」が15.4%、「カード引き落とし」が15.3%、「小遣い」が15.0%となった。

銀行別の利用目的を見てみると、「楽天銀行」「ジャパンネット銀行」利用者では「ネットでの決済」、「新生銀行」利用者では「振込み」、「イオン銀行」利用者では「カード引き落とし」、「セブン銀行」利用者では「コンビニATM用」がトップだった。

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