『まおゆう魔王勇者』のTVアニメ化が決定

2010年12月より、エンターブレインより書籍化がなされシリーズ刊行された橙乃ままれ氏の『まおゆう魔王勇者』。累計45万部を突破するほか、複数のコミカライズが展開されるなど高い人気を誇る本作のTVアニメ化プロジェクトが始動した。

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」
勇者「断る!」

ネット上の掲示板から発信された小説として100万人以上が熱狂したといわれる"まおゆう"。戯曲小説の体裁で書き進められた物語は、人間と魔族との戦争をベースとした深いテーマとリアリティ溢れる描写、経済から農業に至る豊富な知識が盛り込まれ、既存のファンタジーの常識を覆すエンタテインメント性で高い評価を得ている。

そしてついにTVアニメ化が決定した本作だが、2012年6月30日には、『まおゆう魔王勇者エピソード0 砂丘の国の弓使い』がエンターブレインから発売される。小説本編は、勇者パーティの一人であった老弓兵の秘められた悲しい過去が明らかに。先代女勇者パーティの一員でもあった彼が、なぜ老いてなお、もう一度勇者と戦おうとしたのか? 特別付録は、2012年2月に上演され、会場中の涙をさらった"伝説"の朗読劇「はじまりに至る物語」が新録されたドラマCD2枚組。小説もドラマCDも、まおゆう本編では描かれていない「前日譚」であり、より一層「まおゆう」の世界観を楽しめる1冊となっているので、こちらもチェックしておきたい。

「まおゆう魔王勇者エピソード0 砂丘の国の弓使い」(著 / 橙乃ままれ)は、2012年6月30日の発売予定で、価格は2,625円。

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