パルシステムは6月5日~11日、20歳~59歳の既婚女性1,000人を対象に、モバイルリサーチによる「主婦の節電と暑さ対策に関する調査」を実施。節電に関する意識について聞いたところ、"本当に電力不足か疑問"と感じている人は5割を超えていることがわかった。

節電に関する意識

昨年の夏に家庭で節電を行ったか聞いたところ、「積極的にした(33.8%)」「少しはした(60.2%)」を合わせた94.0%が昨年の夏に節電を行い、「しなかった」は6.0%だった。また、今年の夏に家庭で節電を行いたいか聞いたところ、「積極的にしたい(37.7%)」「少しはしたい(59.2%)」を合わせた96.9%は今年の夏に節電を行いたいと思っていることがわかった。

節電に関する意識について聞いたところ、最も高くなったのは「電気代の節約のための節電である」で83.8%となり、「大規模停電を防ぐための節電である」の54.6%を大幅に上回る結果となった。2番目に高かったのは「電力不安は今年で最後にして欲しい」で67.0%。7割弱が「あてはまる」と回答している。一方で「節電を強いられるくらいなら、原子力発電所を稼働して欲しい」では18.2%と2割弱にとどまり、「あてはまらない」の44.6%を大きく下回る結果となっている。

また、「本当に電力が不足するのか疑問を感じる」は54.0%と、原発再稼働の理由にもなっている電力不足に対して疑問を持っている回答者が半数以上いることがわかった。

さらに、「自分の節電がどれくらい役に立ったのか知りたい」は58.7%、「節電による家族の体調不良が心配である」は51.8%。過度の節電では熱中症などの健康被害も考えられ、半数以上の回答者が家族の体調不良を心配しているようだ。

今年の夏までに欲しい涼活グッズ(涼しく快適に過ごすためのグッズ)を聞いたところ、「冷却・冷感マット(45.0%)」が最も高く、「冷却枕(39.5%)」、「ネッククーラー(首に巻く冷却グッズ)(34.8%)」、「冷却・冷感タオル(30.4%)」が続き、冷却・冷感グッズが上位となり、「すだれ・よしず(29.3%)」、「うちわ・水うちわ(23.5%)」といった昔ながらのグッズがそれに続く結果となった。

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