7月21日公開の映画『The lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』のジャパンプレミア舞台あいさつが26日、都内で行われ、主演のミシェル・ヨー、リュック・ベッソン監督が出席した。

ミシェル・ヨー(左)とリュック・ベッソン監督 拡大画像を見る

ビルマ民主化運動のリーダーであり、1991年にはアジア女性として初のノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチー。彼女の知られざる半生を、鬼才リュック・ベッソンが描く。

この日行われたジャパンプレミアには、来日中のミシェル・ヨーとリュック・ベッソン監督が登壇した。親日家で日本には何度も来日しているリュック・ベッソン監督は「去年の3.11の直後にもまた日本に参りました。良い時も悪い時も皆さんと居たいと思います」とあいさつ。「おはようございます。私がミシェル・ヨーです。どうぞよろしくお願いします」と片言の日本語であいさつしたミシェル・ヨーには、客席から温かい拍手が送られた。

製作の経緯についてリュック・ベッソン監督は「実は彼女(ミシェル)が脚本をプロポーズしてくれたんですよ。当時フランス映画業界は非常に厳しくて僕は無職でした」と笑わせ、「泣いてしまうほど心が揺さぶられ、これを是非自分で監督したいとミシェルに申し入れました」と説明。一方のミシェル・ヨーは「この映画は愛だけで作った映画。大変な苦労もありましたが、実際にビルマの方々の置かれている状況は比べ物にならないと思います。優しく接することを学びました」と語り、リュック・ベッソンについては「監督とお仕事をすることは喜びでもありました。最高の自分を引き出してくれる監督です」と絶賛していた。映画『The lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』は、7月21日より全国公開。