全米No.1の大ヒットを記録した官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレー』が、映画『ソーシャル・ネットワーク』(2010年作)の制作チームによって映画化されることが決定した。
E・L・ジェームズによる同名の原作は、E・L・ジェームズによる原作は、大学を出たばかりのアナスタシア・スティールと、億万長者のクリスチャン・グレイとが織り成すSM的様相を帯びた屈折した恋愛関係を描いており、ベストセラーを記録した大ヒット作品。3月にユニバーサル・ピクチャーズが500万ドル(約3億9,600万円)で同人気小説の映画化権を獲得し、今回の映画化に至った。
本作のプロデューサーは、映画『ソーシャル・ネットワーク』を手がけたマイケル・デ・ルカとデイナ・ブルネッティの2人が務めることも明らかとなり、ユニバーサル・ピクチャーズとフォーカス・フィーチャーズは「『フィフティ・シェイズ・オブ・グレー』は、本質的には複雑なラブ・ストーリーであり、映画化するためにはデリケートで洗練された作業が必要です。マイケルとデイナは製作パートナーとしては最適で、2人をチームに迎えることができてうれしいです」という共同声明を発表している。
先日には、『アメリカンサイコ』の著者ブレット・イーストン・エリスが本作の脚本を手がけたいとアピールしており、監督には10月27日に日本公開予定の『危険なメソッド』のデヴィッド・クローネンバーグの名を適任者に挙げている。ブレットは「『フィフティ・シェイズ・オブ・グレー』の脚本を手がけたいんだ……。本気だよ。クリスチャン・グレイとアナは映画のキャラクターとしては素晴らしいからね」とツイートしたものの、後に削除されている。
アナスタシア役にはスカーレット・ヨハンソンとクリステン・スチュワートとが候補に挙がっており、一方のクリスチャン役には、ライアン・ゴズリング、クリス・パイン、イアン・サマーホルダーなどの名が挙げられているものの、本作のキャストはまだ誰も決定していない。
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