音楽家の梶浦由記が16日、東京・渋谷公会堂でワンマンライブ「Yuki Kajiura LIVE vol.#8 "Spring2012"」を行った。

前列左から、梶浦由記、KAORI、後列左から、WAKANA、KEIKO、YURIKO KAIDA 拡大画像を見る

8回目を迎えたワンマンライブでは、梶浦の音楽プロジェクト「fictionJunction」のWAKANAとKEIKO(kalafina)、KAORI、YURIKO KAIDAほか、ゲストボーカルに伊東えり、戸丸華江を迎えて、集まった観客3,000人の前で多彩な楽曲を披露した。本番前に取材に応じた梶浦は「久しぶりに王道のライブをお届けしたい。初心者に優しいとうか、初心に帰ったライブになると思います」と意気込みを。WAKANAは「ゲストの方々の生の声を聴けるのが楽しみ」、KEIKOは「色んな声を楽しんでいただけると思います。自分たちも声を重ねるのを楽しんで歌いたい」と語った。

共演するFictionJanctionのメンバーたちについて梶浦は「この人たちは私よりもライブ経験が豊富なので自信満々ですよ。頼もしいですし、ついていこうと思います(笑)」と絶賛すると、KEIKOが「プレッシャーですね~」と恐縮しきり。WAKANAは「ライブの第1回から参加していますが、こんなに多くのステージにご一緒させていただけるのは感謝しています」と微笑んだ。

これまでにアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』、『Fate/Zero』などアニメのサンドトラック、NHKBS『驚き! グレートネイチャー!』のテーマ曲を手掛けるなど多方面にわたって活躍してきた梶浦だが、「今年に入ってから、作品との出会いがすごくおもしろく感じるようになりました。自分に余裕が出てきたせいかもしれませんが、ワクワクしています」と創作意欲が旺盛のようで、「今までとは違った作品を手掛けることになると思います。恋人ができたみたい」と笑顔を見せていた。