2月4日に初日を迎える韓国オリジナルミュージカル『バルレ』の公開舞台稽古が3日、東京・日本橋の三越劇場で行われ、W主演を果たすSDN48の野呂佳代と木村花代が通し稽古に臨んだ。

ミュージカル『バルレ』の公開舞台稽古に臨んだ野呂佳代(左)と木村花代 拡大画像を見る

韓国でロングランを記録し、現在も公演している同舞台は、ソウルのとある路地裏に引っ越してきた27歳のナヨンを主人公に、隣人との関係や隣の長屋に住むモンゴル人青年との恋愛を描くミュージカル。主人公のナヨンを演じるのは、劇団四季を退団して初の舞台となる木村花代に加え、AKB48の姉妹グループ、SDN48のキャプテンを務める野呂佳代のダブルキャストとなる。

ミュージカル初主演となる野呂は「緊張が増してきましたね。(舞台での主演は)2回目ですから、皆さんのやられている演技を踏まえながら自分なりにやっていきたいと思います」と意欲。そんな野呂について、劇団四季でトップ女優として活躍してきた木村は「野呂さんのお芝居はナチュラルでストレート。勉強させてもらっています」と絶賛。当の本人も「私こそ全てが見習うべきだと思っています。稽古が終わった後にご飯へ連れていっていただきましたが、親身になって同じ目線でお話してくれたのが嬉しかったです」と感謝の言葉を述べつつ、「本番では負けないようにしたいですね」と勝ち気な一面ものぞかせていた。

2人が演じる主人公のナヨンについて「女の子で汚れていない普通の女の子です。世渡りが上手くないんですが、逆にそこが魅力的ですね」と木村。その木村と「性格が似ている」という野呂は「生き方が不器用なんです」と語れば、木村も「どちらかというと損するタイプですね」と話していた。

韓国オリジナルミュージカル『バルレ』は、東京公演が2月4~16日(6日は休演)に日本橋・三越劇場、大阪公演が2月17・18日に西梅田・サンケイホールブリーゼでそれぞれ公演される。