つい最近、某バラエティ番組で余命15年と宣告された岡本だが「芸能界にいるうちに今私が生きているという証を1つ1つ残して行きたい」と力強く語った

映画『私だけのハッピー・エンディング』の女性限定試写会が、30日、秋葉原のアキバシアターにて行われ、トークイベントに映画の宣伝隊長・岡本夏生が登場。約30分にわたり、その熱いトークで観客を沸かせた。

この日の岡本の衣装はハイレグでもボディコンでもなく、なんとウェディングドレス姿。「人生でやり残したことの1つ」と着用した理由を明かすと、過去に自分で購入したという70万円のカルティエの指輪を初披露。「今日は本当にイベントが重なっちゃってトム・クルーズも来てるわで、私のイベントはどうなってしまうのかと思ってたけどお客さん来たじゃない!いろんなイベントがある中でこれを選んだ皆さんはどうかしてるわよ!」と自虐的に煽りながらも、「ご縁があって来てくれた一人一人の顔を忘れるわけにはいきません!」と観客への感謝の気持ちを伝えていた。

映画は、仕事もプライベートも順調だった30歳の女性マーリーが突然ガンを宣告され、余命半年という中で出会った主治医ジュリアンと恋に落ちていく姿を描いている。本編を4回も見たという岡本は「日常の当たり前の日々の中で、ある日突然働き盛りの女性がガン宣告を受けるということは他人事ではない。恋愛も仕事も楽しいけど、健康がなければ何も産まれない。自分の健康や自分の人生を振り返る良いきっかけになる」と映画を評価。今年に胆石を患って入院した自身の経験と映画のストーリーを照らし合わせ、その魅力を語った。

映画『私だけのハッピー・エンディング』は、主人公マーリーをケイト・ハドソンが、彼女が恋する主治医をガエル・ガルシア・ベルナルが演じる

そして話題は今年の3.11の大震災へと移る。「今回の震災で離ればなれになってしまった家族もまさかこんな日がくるなんて誰も思っていない。どんなものを失っても命に関わるものほどショックなものはない。命に関わることだけが唯一取り返しがつかなくて、命に変わるものはもう何もない。Appleの社長さんも亡くなられましたが、あんなにお金があっても命を買うことはできなかった。これが本当の現実だ」と真剣な表情をみせた。

人生の先輩として主人公のマーリーと同じ30代女性へのアドバイスを求められると、「今は草食系男子に続いて女性も肉食系が減ってきている」と述べ、「彼氏がいないと女子会を開いて徐々に男性と縁がなくなり、結婚はいつでも良い、お仕事が忙しくてそれどころじゃない、または適当な人が見つからない、などそんな理由から結婚したくても出来ないという女性が本当に多いと思います。でも私を見ていただければ分かる通り、結婚はいつでも出来るものじゃないんですよ!」と自身を例に挙げて一括。そして最後には「いつ何時、どのタイミングで、何の予告もなく、明日あなたは終わるんです、という警告を受けるかもしれないことを考えたら、毎日しぼんでる時間なんてもったいない。前に前に向かって生きてほしい。ただそれだけです」と熱いメッセージを贈り、イベントを締めくくった。

映画『私だけのハッピー・エンディング』は、12月17日(土)より全国公開。配給はファントム・フィルム。

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