日本自動車工業会が12月2日から東京ビックサイト(東京・江東区)で開催する『第42回東京モーターショー2011』に向けて、国内メーカー各社が出展する車や技術などを発表している。各メーカーの主な出展車は下記の通り。
トヨタ自動車
Prius Plug-in Hybrid
新開発の高容量リチウムイオン電池を搭載し、家庭用電源からの充電が可能なプラグインハイブリッド車。電気自動車とハイブリッド車の特長を併せ持つエコカーとのこと。FCV-R
2015年頃からの市場導入に向けて、実用性の高いセダンタイプの燃料電池専用車(FCV)として提案するコンセプトモデル。排出ガスやCO2を出さない水素を燃料とする。FT-EV III
近距離移動に適した"超小型軽量パッケージ"の電気自動車コンセプト。リチウムイオン電池を搭載し、一充電あたりの走行距離として105kmを想定。
このほか、「レクサス」ブランドから日本初披露となる次期「GS」シリーズ、「LFA Nurburgring Package」も出展予定。
マツダ
マツダ 雄(TAKERI)
同社の新デザインテーマ「魂動」をベースとしたデザインに加えて、SKYACTIV技術を全面的に採用した、同社新世代中型セダンを表現したコンセプトモデル。CX-5
パワートレインやボディ、足回りにSKYACTIV技術を全面的に採用した、同社新世代商品群の第1弾。こちらも、「魂動」に基づいたデザインを採用。
日産自動車
PIVO 3(ピボ3)
同社が考える近未来のカーライフを具現化した都会派スマートEV。全長3mに満たないコンパクトなボディーに、ゆとりと開放感のある3シーターキャビンを実現。ESFLOW(エスフロー)
3月に開催されたジュネーブ・モーターショーでワールド・プレミアを飾ったピュアEVスポーツカー。EVが環境に配慮しつつ、ドライビングも存分に楽しめることを証明する。TOWNPOD(タウンポッド)
若い起業家をターゲットとして多彩なニーズに対応するという、乗用車の快適性と商用車の実用性を両立させたEV。
本田技研工業(ホンダ)
AC-X
市街地走行から長距離移動までを快適な楽しめるという、次世代プラグインハイブリッド車。アグレッシブな走りのエンジン走行モードを、リラックスできる自動運転モードを選ぶことができる。MICRO COMMUTER CONCEPT
人とモビリティーの新しいコミュニケーションの楽しさや、手軽なカスタマイズを楽しめるエクステリアなどを提案する、マイクロサイズ未来都市型電動コミューター。スモールスポーツ EVコンセプト(仮称)
走る楽しみを最大限に具現化しながら、高い環境性能を備えたという次世代EVスポーツモデル。
富士重工業(スバル)
SUBARU ADVANCED TOURER CONCEPT
"Confidence in Motion"を具現化したデザインに、同社エンジン戦略の方向性を示すキーテクノロジーのひとつ「ダウンサイジング直噴ターボエンジン」を搭載。これまで以上のスポーティな走りと高い環境性能を両立するモデルとのこと。SUBARU IMPREZA SPORT(5Door) / IMPREZA G4(4Door)
運転する気持ちよさを追求するとともに、ボディサイズを拡大することなく広く快適な室内空間を実現。 基本構造から全面的に見直しを図り、燃費を中心とした環境性能の大幅な向上も果たしている。
三菱自動車
MIRAGE
「新興国におけるエントリーカー(経済性)」と「先進国における低燃費/低CO2車(環境性能)」というニーズを両立させる「小型」「低価格」「低燃費」をコンセプトとしたコンパクトカー。MITSUBISHI Concept PX-MiEVII
長距離移動を要求される中型乗用車クラス以上のカテゴリーに対して同社が提案する、電気自動車派生型のプラグインハイブリッド車。「環境性能、静粛性」に加えて「行動範囲を拡げる」「気持ちよく走る」ことを可能とするという環境対応SUV。
スズキ
REGINA(レジーナ)
徹底した軽量化と空力性能の追求によって軽自動車並みの重量(730kg)と従来モデルより10%以上のCd値向上を実現した次世代のグローバル・コンパクトカー。ハイブリッドカー並の燃費32km/L以上(JC08モード)、CO2排出量70g/km以下(欧州複合モード)という低排出ガスも実現する。Q-Concept(キュー・コンセプト)
半径10km程度の生活圏の移動用として、既存の二輪と四輪の中間に位置付けられる全長2.5m、前後2人乗りの新カテゴリー・モビリティ。後席に2人用チャイルドシートを備えた「ママ仕様」や、小口配送に適した「1人乗り小口配送仕様」も提案。スイフト EVハイブリッド
同社独自開発による環境対応車として、先代レンジ・エクステンダーを更に進化。日常使う範囲は充電した電力で走り、それ以上の距離は発電用エンジンで発電しながら走行が可能。
ダイハツ工業
D-X(ディークロス)
オンリーワンの存在感を放つという新感覚スポーツカー。タフでアグレッシブな独創的スタイリングに、新型2気筒ターボエンジンを搭載する。PICO
高齢化・地方・宅配ビジネスなどの時代に対応する新発想2シーターEVコミューター。社会・環境の変化に対応した小さいクルマならではの魅力を提案する。