ことでんグループの高松琴平電気鉄道は30日、1075号・1076号の引退を受け、さよなら運転を琴平線(高松築港~琴電琴平間)で実施する。

1075号・1076号は24年間にわたって活躍

同社の1070形は京急電鉄より譲り受けた車両で、1957(昭和32)年の製造当初は700形を名乗り、1966(昭和41)年に600形に改造された。ことでんへは1984年より順次投入され、1075号・1076号は1987年より運用を開始し、琴平線で活躍してきた。

30日に行われるさよなら運転では、120号(1000形)や300号(3000形)といったレトロ車両との連結や、1070形4両編成による運転なども実施。琴電琴平駅を13時19分に発車する3040列車では、先着100名にさよなら運転を記念した乗車記念証も配布されるという。

当日は鉄道部品オークションも行われ、1075号・1076号の車番プレート(側面用・正面用)や1075号のメーターパネル、全面貫通扉などが販売される。

1075号に備え付けた用紙に希望の商品と入札金額を記入し、車内に設置された専用ボックスに投函することでオークションに参加できる。11月3日に開催される「第10回電車まつり」で落札者が発表され、商品は11月20日に仏生山工場(琴平線仏生山駅構内)にて渡されるとのこと。