メルセデス・ベンツ日本は、約4年ぶりとなる新型C63AMGを発表し、予約注文の受付を開始した。価格はセダンが1075万円、クーペが1085万円、ステーションワゴンが1095万円。

C63AMG クーペ

C63AMGは、2007年10月の発表・発売以来、セダン/ステーションワゴンをあわせ、AMGシリーズにおいて最大の販売数を誇るモデルで、今回、新ラインアップとして高性能スポーツクーペモデルが加わった。

C63AMGのエンジンは、AMG独自開発の6.2リッターV8。最高出力336kW(457ps)/6,800rpm、最大トルク600Nm(61.2kgm)/5,000rpmのハイパワーにより、0-100km/h加速は4.5秒(クーペ/セダン)を実現。

各モデル共に湿式多板クラッチを採用したAMGスピードシフトMCT(電子制御式7速スポーツトランスミッション)を搭載し、従来のトルクコンバーターによるAMGスピードシフトに比べ、ダイレクトなアクセルレスポンスとスピーディなシフトチェンジを実現。通常のオートマティック・トランスミッションに見られる損失を低減し、優れた加速性能を持ちながら、燃焼効率を大幅に改善している。

また、各モデルにオプション設定のAMGパフォーマンスパッケージ(125万円)は、スーパースポーツカーSLS AMGの技術を転用し、最高出力を358kW(487ps)(+22kW/30ps)へとパフォーマンスを高め、0-100km/h加速の0.1秒短縮を実現している。

セダン

ステーションワゴン

63AMGクーペのエクステリアは、新設計AMGフロントエプロン、新型ラジエターグリル、パワードームを備えたアルミニウムボンネット、ワイドなフロントフェンダーなど、AMG専用に差別化されたデザインとなっている。モニターを一体化した新設計のダッシュボードとインストルメントパネルは、専用マルチファンクションディスプレイを備えた3つの独立型円形メーター、AMGパフォーマンスステアリング、アルミニウム製シフトパドルなどを配備し、スポーティさを追求している。C63AMGクーペのシートは、上質なdesignoナッパーレザーを採用した専用のスポーツシートとなっている。