"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは「歯のケア」。歯間ブラシを使用する主婦ってどれくらい? 夫のデンタルケアで気になるところは?

今回紹介するのはサンケイリビング新聞社(大阪)が今年3月に実施した「歯のケア」に関する調査。リビング新聞のウェブサイト「えるこみ」のWEB上でアンケート、 大阪・兵庫圏の女性424人から回答があった。

同調査結果によると、歯磨きのタイミングで多かったのは、「朝食後」の74.1%と「就寝前」の70.5%。特に念入りに歯磨きをするのはいつかを聞いたところ、「就寝前」(61.8%)が圧倒的に高く、次が「夕食後」の19.6%だった。念入りな歯磨きにかける時間は「5~10分未満」が37.3%、「3~5分未満」が27.4%、「10~15分未満」が15.6%だった。

歯ブラシ以外のデンタルケアグッズで使用率がもっとも多かったのは「歯間ブラシ(糸ようじなど)」(71.2%)で、「歯磨きの都度」使用する人が11.7%、「1日1回程度」が18.4%、「気になったときに使う程度」という人も28.3%いた。そのほかでは「口腔洗浄液」(使用率53.9%)や「デンタルフロス」(47.1%)の使用率も高い。

歯の定期検診を「受けている」と答えたのは54.2%。年代別では60代以上で80.6%と高く、逆に20代では34.5%と低かった。「かかりつけ医」がいると答えた女性も全体の75.9%と高くなっている。

デンタルケアで気になることは、「歯周病」(64.5%)がトップ。次いで「口臭」(57.0%)、「虫歯」(51.4%)、「歯の色」(39.9%)という結果に。ちなみに、興味がある歯科治療を聞いたところ、「ホワイトニングなどの審美治療」が57.5%でトップ。2位が「自分の歯列矯正」(24.0%)、3位が「インプラント」(23.7%)だった。

「デンタルケアが十分でない」と気になっている家族については、「夫」が70.7%で「子ども」の53.3%を上回った。夫のオーラルケアが十分でないと答えた人にその気になるポイントを聞いたところ、「歯周病」が45.2%ともっとも多く、次いで「口臭」(43.3%)、「虫歯」(37.6%)となっている。