声優、そしてアーティストとして活躍する堀江由衣の13枚目のシングル「PRESENTER」が2011年5月25日にリリースされた。本作は、2011年4月より放送開始となり、自らもミルヒオーレ・F・ビスコッティ役で出演するTVアニメ『DOG DAYS』のエンディング主題歌。
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5/25に発売された「PRESENTER」(初回限定盤)のジャケットイメージ |
"物語"をテーマにし、アニメの世界観にリンクしたファンタジーな雰囲気と、疾走感のあるカッコよさを兼ね備えた楽曲となっている。作曲はElements Gardenが手がけており、前作「インモラリスト」とはまた異なる、堀江由衣の新たな一面を魅せる一曲となっている。
そこで今回は、ニューシングルの発売にあたり、堀江由衣が語ったメッセージを紹介しよう。
堀江由衣が語る13thシングル「PRESENTER」
――前曲「インモラリスト」はかなり挑戦的な曲でしたが、ファンの方の反応はいかがでしたか?
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堀江由衣 |
堀江由衣「ドラマチックな曲って、聴いていて心が高揚してくると言いますか、心地よく盛り上がれるじゃないですか。私自身、そういった曲がすごく好きなのですが、聴いてくださった方も同じように感じていただけたようで、とてもうれしかったです。『インモラリスト』は楽曲的にもかなり珍しく、私の曲の中でも初めてに近い雰囲気だったので、そういった意味でも、本当に楽しんでいただけたようです」
――そして5月25日には13thシングル「PRESENTER」がリリースされましたが、まずは「PRESENTER」という曲について教えてください
堀江「『PRESENTER』は、『DOG DAYS』というアニメのエンディングテーマなのですが、『DOG DAYS』の世界観を思いっきり表現したい!というところから作り始めた曲になっています。『DOG DAYS』の持っている可愛らしさや爽やかさ、明るさ、ほんのちょぴりの切なさ、そして戦闘シーンにおいて、勇者様であるシンクくんや仲間たちが駆け抜けていく疾走感。そういったものを含みつつ、さらにちょっとファンタジー感もある……そんな楽曲になっていると思います」
――「インモラリスト」とは大きく方向性の違う楽曲となっていますが、実際に歌ってみた感想はいかがですか?
堀江「歌ってみて……やっぱり今回も大変でした(笑)。『インモラリスト』とはちょっと違う大変さがありました。サビなどは本当に疾走感あふれる曲になっているんですけど、ちょっと疾走感があり過ぎて(笑)。キーも高めでテンポも速い曲なので、最後は"息継ぎとの勝負"みたいな感じになっていました」
――タイプは違っても大変さは同じですか?
堀江「そうなんですよね。『PRESENTER』も『インモラリスト』も、どちらも息継ぎが大変な曲なんです(笑)」
――『PRESENTER』は、作曲をElements Gardenが担当していますが、楽曲を初めて聴いたときの印象はいかがでしたか?
堀江「本当に華やかな曲だなって思いました。一回聴いただけでもお客さんの耳を惹きつけるような。そんなキラキラっとした華やかさのある楽曲、というのが最初の印象でした」
――歌詞についてはいかがでしたか?
堀江「『PRESENTER』は、『DOG DAYS』にギリギリまで寄せていきたかったので、作品のネタバレになるかならないかぐらいのところを、調整しながら歌詞を作っていった感じです。なので、最初はよくわからなくても、『DOG DAYS』という作品を一話一話観ていただくたびに歌詞の意味がだんだんとわかってくるのではないかと思います。そして、全13話を観て、その後に歌詞を読み返していただいたときに、あらためて全体の意味を理解してもらえたらうれしいです」
――作品全体を見せつつ、歌詞を見ただけではネタバレにならないといった感じですね
堀江「原作の先生ともお話ししながら、仕上げていった感じです。あとは冒頭の部分を、"ようこそ『DOG DAYS』のファンタジーの世界へ! ようこそフロニャルドへ!"というイメージにしたかったので、そこはかなりこだわって作っていただいております」
――歌詞の中で特に気に入っている部分はありますか?
堀江「最後の掛け合いの部分も好きですが、やはりサビの部分ですね。とても気持ちよく歌わせていただいています。……うまく歌い切れれば、という感じですが(笑)」
――本当に難しかったようですね(笑)
堀江「『インモラリスト』も難しかったですが、『PRESENTER』も本当に難しい曲なんですよ(笑)。あと、先ほども少しお話ししましたが、冒頭の部分も好きですね。『案内するよ 行方不明の物語へ』のところで、『DOG DAYS』のファンタジーの世界へグッと引き込まれる感じになっているので、私自身もすごく気に入っています」
