作家・東野圭吾氏は18日、講談社発行のミステリー小説『麒麟の翼』(1,680円)の増刷分の印税全額を、東日本大震災被災地への救援金として寄付することを明らかにした。増刷分は、3月17日時点で10万部に達している。

『麒麟の翼』は、刑事・加賀恭一郎を主人公としたシリーズの最新刊で、東野氏の作家生活25周年を記念して特別刊行されたもの。日本橋で起こった殺人事件と、被害者の持ち物を所持し、交通事故で昏睡状態に陥ってしまっている若い男。その事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。

本書は3月3日に出版され、早くも25万部のベストセラーとなっている。