スカンジナビア航空はこのほど、今回発生した東北地方太平洋沖地震を受け、運航中の東京(成田国際空港 : 以下、成田) - コペンハーゲン便について、北京に途中降機して乗務員の交代を行うと発表した。17日の時点では、18日の東京発便まで北京途中降機が決定しており、その後も同様の措置を続ける予定だという。

スカンジナビア航空機体イメージ

また、中国東方航空、ブリティッシュ・エアウェイズなど複数の航空会社にも、今回の地震に伴う影響が出ている。中国東方航空では17日~4月28日まで、福島空港 - 上海便の期間運休を決定。ブリティッシュ・エアウェイズは22日まで、羽田国際空港(以下、羽田) - ロンドン便を、成田 - 香港 - ロンドン便に変更するとともに、成田 - ロンドン便についても香港経由で運航するとしている。

デルタ航空は、羽田 - ロサンゼルス便を23日から、羽田 - デトロイト便を24日から、一時運休する。運休期間は未定。春秋航空は16日~30日まで、茨城空港 - 上海便の期間運休を実施する。中国国際航空は、成田 - 北京便などの一部路線を運休すると同時に、関空など他空港発着便を増便させている。

イースター航空は、27日に予定していた新千歳空港 - 仁川便の就航を4月27日に延期。アリタリア-イタリア航空は、現在運航中の成田発着便を当面関西国際空港発着に変更すると発表した。このほか、キャセイパシフィック航空では16日より、東京(羽田・成田) - 香港間を結ぶ臨時便の運航を開始している。