石原さとみが16日、都内にて開催された劇団☆新感線プロデュース『港町純情オセロ』の制作発表会に参加した。

発表会会場は銀座にあるキャバレー。石原は「初めてキャバレーに来ました。控え室にホステス10ヵ条があり、人として女として勉強になりました」

劇団☆新感線の2011年第1弾となる『港町純情オセロ』は、W.シェイクスピアの四大悲劇のひとつである『オセロー』を原作とする物語。舞台を戦前の日本・関西のとある港町に置き換え、チンピラヤクザたちが繰り広げるギャング活劇が展開される。脚色は『IZO』以来、3年ぶりの参加となる青木豪、演出はいのうえひでのりが担当し、劇団☆新感線ならではの"昭和の和製シェイクスピア"をおくる。

ホリプロスカウトキャラバン最終審査で、いのうえが演技指導を担当した年にグランプリを受賞したという"縁"をもつ石原は、「シェイクスピアと聞いて、どうなるんだろう? と思いましたが、とても面白いです。今は期待しかありません」とコメント。一方、主演の橋本じゅんは、妻役を演じる石原からバレンタインチョコをもらったことを明かし、「(食べずに)とっておこうと思ったのは初めてです。役得ですね」とにんまり。舞台上では、「ずっといちゃいちゃしてますよね」と石原がふると、「台本に書かれていることなので合法です!」とおちゃらけつつも、「元気に帰ってきました。肩肘張らずにやっていきたいです」と昨年体調不良のために一部公演を降板したことに触れ、"完全復活"を宣言していた。

中学時代は「好きだった先輩に手作りチョコをあげていました。でも、先輩はチョコが嫌いだったと後から気づいて…」とバレンタインデーの苦い思い出を語る石原(左)。初の劇団☆新感線参加に意気込む大東俊介は「ゲイ役です。心をつかまれて、台本を一気に読み込みました」

「日本人とブラジル人とのハーフ」という橋本じゅんの出立ちにも注目が集まった

『港町純情オセロ』は、4月30日から5月15日までの期間で東京・赤坂ACTシアターにて上演(地方公演あり)。