【FXテクニカル】ドル円

米景気回復期待を背景に米金利への上昇圧力が継続している。これに伴いドル円も84.00のラインを挟んでの状況となっている。エンベロープ(MA21/1%)も依然として84円ミドルレベルを超える水準に位置しており、短期レジスタンスラインも一気に突破しているところを見ると、ドルの底堅さが確認できる。

ただ、84.40レベルでの上値の重たさも相変わらずといったところであり、本日もこのレベルを上値ターゲットに、まずは12月9日の高値84.30を突破するかが注目だろう。ここでダブルトップ形成となるようなら、84.40と共にレジスタンスゾーンが形成される可能性が高まることから注意が必要となってくる。

しかし、下値も底堅いことを考えれば、急激なドル売りになる可能性も現状では低いか。特に83円ミドルレベルでの底堅さが注目される。84.30-82.34の38.20%戻し83.55と共に84.40-80.54の23.60%戻し83.49がサポートゾーンを形成するかぎりは、84.40トライの可能性は継続すると考えられる。基本レンジを83.50-84.40と考え、あとはオシレーター系指標でトレンドを確認したい。

朝方の動向を見ると、84.00を上抜けての推移を反映しスローストキャスティックは80のラインを超えている。RSIも直近の動向を見ると60レベルで頭を打っており、一度ドルの調整売りが入る可能性もあることを示唆している。

ドル円 1時間足

ドル円 1時間足 スローストキャスティック & RSI