トヨタは、2003年のデトロイトモーターショーでデビューし、2006年から北米で発売されている個性的なデザインのSUV「FJクルーザー」を国内投入し、12月4日から発売すると発表した。エンジンは4Lで、5速ATを組み合わせる。駆動方式はパートタイム4WD。価格は314万円~332万円。

FJクルーザー“カラーパッケージ”(ツートーンイエロー、オプション装着車)

両側大開口観音開きドアを採用した2ドアクーペのようなスタイリングに、直立フロントウィンドシールドガラス、丸目ヘッドランプ、ホワイトルーフ、TOYOTAエンブレムなどにより、個性的なスタイリングとした。リヤシートの乗降性に配慮し、サイドドアに両側大開口観音開きドアを採用、2ドアクーペのようなスポーティなデザインとした。リヤビューは、リヤに回り込んだクォーターウィンドウを採用し、リヤスポイラーにはLEDハイマウントストップランプを設置した。オーディオは8スピーカーに加え、天井を振動板にして情報から広い範囲に音を放射する仕組みを採用した。また、「カラーパッケージ」ではドアトリムにボディカラーと同色のカラーパネルを採用し、シフトノブや4WDトランスファーノブにシルバー塗装を施し、本革巻ステアリングを採用した。

フロント

リア

ツートーン イエロー

ツートーン ブルー

ツートーン ブリックレッドメタリック

ツートーン グレーメタリック

ツートーン ブラック

ツートーン ベージュ

ボディのプラットフォームには、ねじりや曲げに強いフルフレーム構造を採用、フロントにはダブルウィッシュボーン式サスペンション、リヤにはトレーリングリンク車軸式サスペンションを採用する。「オフロードパッケージ」では、ビルシュタイン製モノチューブショックアブソーバーを採用、リヤデフロックも標準装備する。

エンジンは、吸排気バルブの開閉タイミングを最適に制御するDual VVT-iを採用した4L V6の1GR-FEガソリンエンジンを搭載し、パートタイム4WD方式を採用した。排出ガスは、「平成17年度基準排出ガス50%低減レベル」の認定を取得、燃費は8.4km/L(10・15モード燃費、国土交通省審査値、CO2排出量276g/km)を実現した。また、悪路でスリップしてもグリップが回復するまで空転した車輪にブレーキをかけ、残りの車輪に駆動力を配分するアクティブトラクションコントロールをオプション設定する。

インストルメントパネル

インストルメントパネル(カラーパッケージ:ツートーン イエロー、オプション装着車)

インテリア

インテリア(カラーパッケージ:ツートーン イエロー、オプション装着車)

メーター

本革巻ステアリングハンドル

大型シフトレバーノブ&トランスファーノブ (ウレタン+メタルカラー塗装)

ラゲージルーム (リヤシート片側ダブルフォールディング状態)

ラゲージルーム (リヤシート両側ダブルフォールディング状態)

両側大開口観音開きドア

X-REASショックアブソーバー

ビルシュタイン製モノチューブショックアブソーバー

4.0L V6 1GR-FEエンジン

なお、新しい販売手法としてオリジナルFJクルーザーにカスタマイズできる「MyFJ」を実施する。トヨタのホームページ内の専用サイトでさまざまなアクセサリーやパーツを組み合わせ、見積もりのシミュレーションができる。その内容を販売点に持参することで、オリジナルのFJクルーザーにカスタマイズできる。カスタマイズ部品は、トヨタ純正用品やもデリス多用品などを自由に組み合わせることができるという。