CS映画専門チャンネル・ムービープラスのオリジナル番組『小堺一機と選ぶ ベスト・オブ・ベスト 2010』の収録が22日、都内で行われ、ナビゲーターを務める小堺一機らが出演した。

『小堺一機と選ぶ ベスト・オブ・ベスト 2010』の番組収録に臨んだ小堺一機

2010年に公開された映画の中から、一般投票でベスト・ムービーを選ぶ『ベスト・オブ・ベスト アワード 2010』の実施を受けて放送される同番組。自他共に認める映画好きで、ムービープラスの『プレミア・ナビ』のナビゲーターも務める小堺が、ゲストとのトークを交えつつ2010年公開の映画を振り返る。

この日の収録では、映画評論家の渡辺祥子氏、ユナイテッド・シネマの田部井悟氏をゲストに、3D映画の普及をはじめ、今年の映画界の出来事についてトークを展開。1時間以上に及ぶ収録を終えた小堺は、「(ゲストの)お2人とも映画の専門家だけに、収録以外の時間も意外な裏話が聞けて、得した気分になりました」と振り返り、劇場で見る映画の魅力については、「知らない人と時間を共有できることですね。映画を一人で見て一人で笑うよりも、みんなで笑えるという共有体験を持つほうが素敵だと思います」と語った。

今年の映画界で印象的な出来事を聞かれた小堺は、「やはり3D映画の登場ですよね。昔の3Dとは全然違っていて、奥行きがすごく出ていると思います」と回答。だが、「今後、自宅を3D映画が見られる環境にする予定は?」と質問されると、思わず苦笑い。自宅にAVルームを持つほどオーディオにこだわりがある小堺も、3Dの導入に関してはかなり悩んでいる様子だった。

「毎日1本はなにかしら映画を見ている」と話す小堺。3Dの話から、劇場で見かけた変わった客の話まで、身振り手振りも交えながら熱く映画を語った

「"家電芸人"の土田(晃之)君に聞いたら、『3Dでゲームをやるなら面白いけど、映画を見るだけならもう少し待ったほうがいいと思いますよ』と言われました」と説明したものの、どうしても未練があるのか、「すでに3D用のプロジェクターも出ているし、一度見てしまったら欲しくなるかも……」。映画好きゆえの複雑な胸中をのぞかせていた。

『小堺一機と選ぶ ベスト・オブ・ベスト 2010』は、ムービープラスにて12月11日(土)8:45~9:45ほか放送。なお、『ベスト・オブ・ベスト アワード 2010』の投票は12月1日から開始され、結果は2011年1月21日(金)23:00~23:30放送の『今夜決定! これがベスト・オブ・ベスト アワード 2010』で発表される。