"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマはギャンブル。妻が考えるギャンブルとはどういうものか? 妻が好きなギャンブルと、その"はまり度"は?

今回紹介するのは、キャリア・マムが実施した「ギャンブルやってますか? やってもいいですか? 」アンケート。今年9月に同社のWEB会員である20代から50代の主婦を対象にインターネット調査し、286人から有効回答があった。

妻たちはどんなものを「ギャンブル」と考えているのだろう。ほとんどの主婦が「ギャンブルに相当する」としたのは、「競馬・競輪・競艇」(97.9%)と「パチンコ」(92.0%)。「マージャン」も77.6%の主婦が「相当する」としている。ギャンブルをする人の印象については「とてもわるい」が11.5%、「わるい」が39.9%。合わせると「ギャンブル=悪いこと」と考える主婦は51.4%と半数を超えた。

夫のギャンブル経験について聞いたところ「よくやる」としたのは7%で、「たまにやる」の21.7%を合わせると3割程度の夫が現在進行形でギャンブルをしていた。夫のギャンブルについては「なるべくやらないでほしい」(44.1%)と「やめてほしい」(31.1%)を合わせて75.2%の主婦が夫にはギャンブルをやらないでほしいと考えている。ちなみに「やめてほしい」「やらないでほしい」の理由は「お金をつぎ込むから」というものが多かったという。

では主婦のギャンブル事情はどうなっているのだろう。「あなたはギャンブルをやりますか」と聞いたところ、「やったことはない」と答えたのは34.3%にとどまり、多くの主婦はギャンブル経験者ということが分かった。ただ経験者といっても「やったことがある」程度の人が40.2%と多く、「よくやる」は2.8%、「たまにやる」は13.6%と少ない。ギャンブラーと呼ばれるほどの主婦はごく少数派といえそうだ。

また、経験したギャンブルを選んでもらったところ「宝くじ」が55.9%と多かったが、「宝くじ」をギャンブルと考えている主婦は30.4%と少ない。「宝くじ」をギャンブルでないと考えると、ギャンブル経験者は「データの半数程度に減る」としている。宝くじ以外でもっとも多くの主婦が経験したギャンブルは「パチンコ」(55.3%)。次は「競馬・競輪・競艇」(38.3%)だった。ちなみに「やったことがある」とした回答者も、ギャンブルに使う金額は月に「3,000円程度まで」が7割以上だったとのこと。本格的な女性ギャンブラーはかなりの少数派といえそうだ。