"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは妻が「OK」を出したくなる夫のおねだり術。どんなポイントがあるのだろうか?

今回紹介するのは、アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)がこのほど行った「お小遣い制夫に関する妻の意識調査」。10月16日~20日に夫がおこづかい制の30~50代の主婦800人を対象にインターネット調査した。同調査は、AMNが「妻の説得」を支援するサイト「悩める夫の作戦会議」の開設にあたり行ったもの。

まずは、夫が欲しいものを購入するために妻を説得する際の"勝率"。平均は「7.3割」と意外に高かったが、「あなたの旦那様は説得上手だと思われますか?」という質問には55.2%が「いいえ」と回答した。

「奥様が旦那様の説得・おねだりに気持ち良くOKする条件は」と聞いたところ、もっとも多かったのが「お小遣いのやりくり・家計協力」。2位は「家族が楽しめるものを選ぶ」、3位は「家事育児の手伝い」だった。

「お小遣いのやりくり」とは具体的にはどんなことを指すのだろう。夫が実践しているという「やりくり術」を聞いたところ多かったのが「500円玉貯金」(30代、40代、50代)。また「ママ貯金として小遣いから私に預けて積み立てしてます」(30代)、「家計内リボ払いをしています。再来年まで毎月1万円の天引き中です」(30代)という回答もあった。

また「夫の説得に応じて購入したモノのうち、買ってよかったものがある」とした主婦は37%。その理由は1位「二人で楽しめる」、2位「夫が喜んでいる」、3位「家族の思い出づくりに役立つ」だった。「もしもデジタル一眼レフ購入を説得されるならば」という想定で理想の口説き方を聞いたところ、「子供のため。とか、私にも操作が簡単」(30代)、「遺影用にきれいな写真をたくさんとってあげる」(50代)、「私を綺麗にとってくれる。旅行に連れて行ってカメラを多いに活用する」(50代)といった回答が寄せられたという。

妻説得のポイントについて同レポートでは「『普段からのやりくり』を実践し、『妻や家族への思いやり』を口説き文句に組み込むことが重要であることが推測できました」とまとめている。