カシオ計算機は19日、コンパクトボディに高倍率ズームレンズを収めた「EXILIM Hi-ZOOM(エクシリム ハイズーム)」の新製品として「EX-H20G」を発表した。発売は11月26日を予定している。価格はオープンで、推定市場価格は3万5,000円前後。

旅に最適なハイブリッドGPS搭載の"旅カメラ"「EXILIM Hi-ZOOM EX-H20G」。有効1410万画素1/2.3型CCDを採用した

同製品は、GPS機能とモーションセンサーによる自律測位を組み合わせた「ハイブリッドGPS」を搭載し、屋内での位置情報測位を実現したデジタルカメラ。世界140都市と日本11都市の詳細地図を含む世界の地図データと、世界の著名な観光地の撮影スポット約1万点の情報を本体に収録しており、本体地図上に自分の居場所や撮影した写真と動画を表示することもできる。

これらの機能によって、旅行前は目的地の地図を見ながら計画し、旅行中は現在位置や目的地、撮影場所、撮影方向、移動軌跡情報を地図上で確認、旅行後は「Picasa」や「Google Earth」などの位置情報に対応した同梱ソフトを利用して、訪れた場所と写真の関連付けなどが行えるとのこと。同社では、「旅行におけるデジタルカメラの使い方が大きく変わり、旅の新しい楽しみ方を実現する」としている。

撮影機能では、マルチCPUと2つの画像処理回路を持つ新エンジン「EXILIM ENGINE HS」を搭載。広角24mmからの光学10倍ズームレンズを採用し、約1.5倍まで画質劣化を抑えてズームできる「プレミアムズーム」と組み合わせて、1410万画素の画質を保ったまま最大15倍までのズームが行える。

約46万ドット(960x480)の3.0型TFTカラー液晶(高性能クリア液晶)を搭載

このほか、屋外でも見やすい高精細46万画素の3.0型高性能クリア液晶、シャッターを押すだけで風景や人物の美しい写真が撮影できるフルオート機能「プレミアムオート」、360度撮影可能な「スライドパノラマ」、旅先での自動時刻合わせなど、旅行に役立つ機能を満載している。

本体サイズは102.5(W)×67.5(H)×28.8(D)mmで、重さは約172g(電池およびメモリーカードを除く)。CIPA規格準拠の撮影枚数は約600枚。本体色はシルバーとブラックの2色を用意する。

ハイブリッドGPS搭載デジカメ「EX-H20G」の最速レビューはこちら