中学生の女の子・カーリーが友だちのサム、フレディとひょんなことからインターネット上の生中継番組をスタートさせるという、インターネットとテレビの融合が進む今の時代ならではのポップなコメディー『iCarly (アイ・カーリー)』。NHK教育にて2010年11月16日より放送開始となるこの海外連続ドラマに、声優、そして歌手として活躍する水樹奈々が、主人公・カーリー役の日本語吹替えを担当する。

『iCarly』は11月16日よりNHK教育にて放送開始予定。(写真左から)サム、カーリー、フレディ

■『iCarly』ストーリー概要
中学生の女の子・カーリーはひょんなことから友だちのサム、フレディと一緒にインターネット番組「iCarly (アイ・カーリー)」をスタート! 番組のルールは「おもしろければオッケー!」。サムとのハチャメチャな司会で学校や家で起こったウケるネタやみんなから送られてきた動画を紹介。あっという間にアクセスが急増し、大人気番組に!!

ハイテンション・ブロードバンド・コメディーと銘打たれた『iCarly』は、2007年にアメリカで制作された作品で、アメリカの子どもたちが投票で選ぶ「キッズ・チョイス・アワード」テレビ番組賞を2009年、2010年と連続で受賞。全米6~11歳の子どもたちにもっとも観られているという人気番組で、世界123の国と地域で放送されている。

11月16日より放送開始となる日本語吹替え版では、前述のとおり、主人公のカーリー・シェイ (ミランダ・コスグローブ)役を水樹奈々が務めるほか、友だちのサム・パケット (ジェネット・マッカーディ)役を小林沙苗、フレディ・ベンソン (ネイサン・クレス)役を福圓美里、兄のスペンサー・シェイ (シェリー・トレイナー)役を阪口周平がそれぞれ担当する。

主人公・カーリーの吹替えを担当する水樹奈々

その放送に先駆け、10月18日に行われた完成試写会にはカーリー役を演じる水樹奈々が登場。アフレコ時から登場人物が繰り広げる魅力的なドラマに引き込まれていたという水樹だが、日本語吹替え版をあらためて観て、「またちがった良さが広がっていて、とても楽しめる作品になったのではないかと思います」という感想を述べた。

海外ドラマの吹替えについては、「アニメは通常、BGMや効果音のない無音の中でのアフレコになりますが、海外ドラマは実際に演じていらっしゃる役者さんの声や音楽、音などがすべて入った状態なので、まるでその世界に私たちもトリップしているような気持ちで、自由にノビノビとやらせていただいております」といった面白さがある反面、「俳優さんが演じていらっしゃる空気感を活かしていければと思っているので、一から作り出すのとはまたちがった難しさがあります」とその難しさについてもふれ、「英語の喋り口調がとても早口に聞こえるので、どうしてもそれにつられて、私たちも前に前にと行ってしまうのですが、言葉が不明瞭にならないように、ちゃんと言葉を伝えるということを意識しています」と、収録における苦労を語った。

会見の最後には、「始まってしまえば、無条件で笑顔になれる番組です。みんな一生懸命ですごく純粋なので、どのキャラクターにも共感していただけると思います。お仕事でちょっと嫌なことがあったときや、学校でちょっと上手くいかないことがあったとき、そういった笑顔になりたいときには、ぜひ『iCarly』を観ていただけたらいいなと思います」とのメッセージを残した水樹奈々。ハイテンション・ブロードバンド・コメディー『iCarly』は、11月16日(火)よりNHK教育テレビにて、毎週火曜日の午後7時25分から放送される(全25回)。

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