ジェイアイエヌが展開するアイウエアブランド「JINS」は15日、「Titan frame(チタン・フレーム)」シリーズを発売する。価格はレンズ代込みで5,990~9,990円。発売直前の13日には、東京・表参道ヒルズで新商品発表会が行われた。

「Titan frame」発表会には、ジェイアイエヌ代表取締役社長・田中仁氏(写真左)と、同商品を監修した「インテンショナリーズ」代表・鄭秀和氏が出席。両氏とも「Titan frame」のメガネをかけて登壇した

同商品は、現在の主力商品「Air frame」に続く"第2の主力商品"という位置づけに。ビジネスマンからシニア世代まで幅広く対応できるように、しなやかで丈夫な純国産チタンを使い、メタルフレームのバリエーションも豊富にそろえた。

デザインを監修したのは、鄭秀和氏が代表を務める建築・デザイン事務所「インテンショナリーズ」。頭の形に沿うように作られたモダン(耳あて部分)や、端を反らせて落ちない設計にした鼻パッドなど、細部までこだわったデザインになっている。

通常、チタンのフレームは高価格になることが多いが、同商品ではコスト削減により、全品1万円以内という低価格が実現した。メンズは12型60パターン、レディスは8型40パターンがあり、「JINS」直営店全店とオンラインショップで販売される。

メンズのワンブリッジモデル。シャープな印象のモデルから、丸みのある優しい印象のモデルまで計20パターンを用意

メンズのダブルブリッジモデル。ブリッジに個性を持たせつつ、横長のフロントデザインでシャープな印象に。計20パターンを用意

シニア向けのダブルブリッジモデルも計20パターンを用意。フレームの縦幅が広く、遠近両用レンズも装着可能となっている

13日に行われた新商品発表会では、ジェイアイエヌの代表取締役社長・田中仁氏が、鄭氏をゲストにトークを展開した。

過去に「JINS」店舗のインテリアのデザインを手がけたのがきっかけとなり、「Titan frame」を監修した鄭氏。メガネのデザインについて、「ただ奇抜にすればいいものではなく、かけ心地やフィット感など、表立って見えてこないデザインが大きな比重を占めてくる」と分析した。同商品ではモダンと鼻パッドのデザインに力を注いだとのこと。「メガネの中では脇役だが、どちらも人間の顔に直接触れる部分。3D技術を駆使し、よりフィット感が増すように意識した」と説明した。

かけ心地を追求したモダン(耳あて部分)や3D技術を駆使した鼻パッドに代表されるように、細部まで機能性とデザインにこだわった

田中氏も「このフィット感はなかなか出ない」と述べ、デザインも機能性も優れた商品であることをアピールした。「モダンや鼻パッドの形がスタイリッシュでなければ、商品価値も落ちてしまう。鄭さんの監修の下、自信を持って作った『Titan frame』を、あらゆる年代の方々にかけてほしい」と強調した。