フォートラベルは27日、最新の旅行トレンドとして毎月配信している「旅のトレンドウォッチ」にて、同社サイトでの都道府県アクセスランキングなどを表した。それによると、9月の都道府県アクセス数ランキングにおいて、上昇率トップ3は「青森県」「滋賀県」「岩手県」の3県となった。

「フォートラベル」青森ページ(出典 : フォートラベルサイト)

同社は、2009年9月1日~21日と2010年9月1日~21日のそれぞれの期間における各都道府県のアクセス数からランキングを集計。その結果、最もアクセス数の伸び率が高かったのが「青森県」で、昨年の34位から26位と8ポイントも上昇した。次が「滋賀県」と「岩手県」で各5ポイント、続いて「広島県」「新潟県」「熊本県」「愛媛県」が各4ポイントの増加となった。

今年の夏は猛暑が続いた影響からか、夏休みの旅行先として避暑地の人気が例年以上に高かったというが、今回のランキングとも無関係ではなさそうだと同社は推察している。なお、アクセス総数ランキングのベスト3は、1位「東京都」、2位「沖縄県」、3位「北海道」との結果になった。

また、同社会員を対象に現在注目している海外旅行トピックについて尋ねたところ、「羽田空港 国際線定期便の運航開始」(59.3%)と、「格安航空会社の参入」(46.0%)の2つのトピックが圧倒的な注目を集めていることが分かった。

2010年夏の旅行動向調査については、海外旅行が好調で特に家族旅行の割合が高かったことが判明しているが、今回は、子どもの年齢別(未就学、小学生、中高生)における夏の過ごし方の傾向を分析。

それによると、未就学児がいる家庭では、「国内旅行」と「帰省」の割合が高く、小学生がいる家庭では、約9割が「海外旅行」など様々な形態の旅行を楽しんでいることが明らかになった。一方、中高生がいる家庭では、「(海外・国内旅行など)親子で行動を共にする層」と、「親子ではあまり行動をしない層」との2極化の傾向が伺える結果となった。