吉本新喜劇座長・小籔千豊が主催する夏フェス「コヤブソニック2010」が28日、大阪市住之江区のインテックス大阪で開幕し、出演アーティストとお笑い芸人が共演。音楽と笑いのコラボでおよそ8,000人の観客を沸かせた。

YO-KINGの"ちゃ~"にたむけん&小籔も思わず「うまい!」 拡大画像を見る

スペシャルバンド・1234'sとして出演したBONNIE PINKとウルフルケイスケは、BONNIE PINKのヒット曲『A Perfect Sky』で椿鬼奴、くまだまさしらのお笑いユニット・キュートンと共演。同曲は、キュートンが音楽に合わせて奇妙な決めポーズを披露する“ポージング”ネタの定番曲だが、BONNIE PINKの生歌に乗せたコラボは今回が初めてという。そんな“夢の初競演”となったステージでは、イントロで乱入したキュートンに観客から大歓声が。BONNIE PINKは、大マジメにポーズを決めるキュートンに笑いをこらえながら熱唱し、最後は鬼奴から渡された刀を手にポージングに加わるノリのよさを見せた。

かねてから「キュートンの大ファン」だったというBONNIE PINKは「コラボできるのは"コヤソニ"しかないと思っていたら、小籔さんから共演の提案があって、もちろん『やります』と(笑)。共演できてうれしかったです」と感激。ウルフルケイスケも「鬼奴さんのハスキーボイスが生で聞けてうれしい。来年もキュートンと一緒に出たいです」と次回の"コヤソニ"出演にも意欲を見せていた。

BONNIE PINK&ウルフルケイスケとキュートン ET-KINGのステージには島木譲二が乱入して大暴れ

また、YO-KINGは、たむらけんじとおなじみのギャグ"ちゃ~"を披露。「大好きです。ギャグで笑ったことはないんですけど…(笑)」と微妙な? コメントでたむらをヘコませながらも、小籔にツッコまれても延々とポーズをとり続ける"ロングちゃ~"にまでつき合うなどノリノリで、たむらを「YO-KINGが次のステージに行きました!」と感激させていた。

ほか、ET-KING、サニーデイ・サービス、斉藤和義らがお笑い芸人たちとコラボを。エンディングでは、小籔とレイザーラモンからなる下ネタラップユニット・ビッグポルノのメジャーデビュー曲『KING TIMER』を全員で熱唱。歌詞に頻出する「キ○タマ」という下ネタワードも堂々と歌い上げ、音楽と笑いの夏フェスを盛り上げていた。

サニーデイ・サービスが井上竜夫のギャグにコケる場面も 斉藤和義は自身のPVに出演している2丁拳銃とトークを

なお、同フェスは翌29日も開催され、スチャダラパー、TOKYO No.1 SOUL SET、HALCALIらが出演した。