ひまわり証券はこのほど、同社が販売しているシステムトレード用売買システムについて、週次運用成績(2010年8月9日~8月14日)のランキングを発表した。
同社では、システムトレード用売買システムとして、23本の先物対応システムと10本のFX対応システムを販売している。先物・FX双方のシステムについて、それぞれ、「週次ランキング」「月次ランキング」「年次ランキング」を公開している。
8月第1週(8月9日~8月14日)の米国株式市場は、米経済指標の悪化による景気減速懸念に加え、世界経済の牽引役とも言える中国の7月輸入が予想以上に鈍化したことや、欧州の株式が総じて軟調となるなど、世界的な株安につられる形で値を崩した。また、日経平均も取引中の年初最安値を更新するなど、売りが優勢となっている。
為替市場をみると、米国債に再投資するという米連邦準備理事会(FRB)の決定を受けて、米国債市場では長期債利回りが低下し、さらに円買い・ドル売りが強まったが、週末には投資家の運用リスク回避の動きと、日本の通貨当局による円売り介入への警戒感が重なり、円売り・ドル買いが優勢となった。
そうした中で発表された週次運用成績ランキングでは、先物部門において、複数の戦略によって寄り付きだけでなく日中にも取引を行う、日経225先物に特化したデイトレード・システム「WVI 225マイスター」が、8月負け無しの5連勝を記録。25万円の利益を売り上げて週次運用成績ランキングの第1位も獲得した。
FX部門では、ユーロドル通貨ペアを取引対象とし、保ち合い相場から新しいトレンドの発生を捉えるように開発されたトレンドフォロー型売買システム「FT-EU」が、前月月間ランキング第1位に続き、228.9ptの利益を獲得して週次ランキングにおいても第1位となった。
運用成績 先物週次ランキング(2010年8月9日~8月14日)
順位 | システム名 | 勝 | 負 | 損益(万円) | トレード回数 | 勝率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
第1位 | WVI 225マイスター | 3 | 0 | 25.0 | 3 | 100.0 |
第2位 | Jリバース | 4 | 2 | 21.0 | 6 | 66.67 |
第3位 | ユリウス | 2 | 0 | 20.0 | 3 | 100.0 |
運用成績 FX週次ランキング(2010年8月9日~8月14日)
順位 | システム名 | 勝 | 負 | 損益(pt) | トレード回数 | 勝率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
第1位 | FT-EU | 2 | 1 | 228.9 | 3 | 66.67 |
第2位 | DynamicARMS EUR/JPY | 1 | 1 | 192.4 | 2 | 50.00 |
第3位 | FT-GJ | 1 | 0 | 171.8 | 1 | 100.0 |
(※勝率および取引回数には、引き分けも考慮されている)