シンガー・ソングライターの植村花菜が11日、東京・赤坂のカナダ大使館で行われた映画『トイレット』の公開記念イベントに出席。ヒット曲『トイレの神様』を披露した。

植村花菜(右)と荻上直子監督

同作は、『かもめ食堂』(2006年)、『めがね』(2007年)などの話題作を手がけた荻上直子監督の最新作。引きこもりの長男、ロボットオタクの次男、気が強い女子大生の末っ子のカナダ人三兄妹と、孫とは一言も喋らず、トイレから出ると必ずため息を漏らすばーちゃん(もたいまさこ)の奇妙な共同生活を描く。

イベントには、"トイレ"と"おばあちゃん"繋がりで植村がゲストとして登場。『トイレの神様』を熱唱したほか、荻上監督とトークショーを行った。同作を見たという植村は「いい映画やったな~と思いました。大感動はないけれど(笑)、じわっとくる。(おばあちゃんに)気持ちがうまく伝わらないところは、私も体験したので感情移入できましたね」と感想を語った。

また、植村は小学3年生の時から上京するまで祖母と2人暮らしをした経験から生まれたという同曲について「一緒に住んでいたおばあちゃんから、トイレには女神が住んでいるから掃除をすればべっぴんになれると聞かされたことがあって。それ以来、べっぴんになりたい一心でトイレ掃除をするようにしているんです」とエピソードを披露。これに荻上監督は「トイレ掃除は一緒に住んでいるボーイフレンドにさせているので、私はやりません。だからべっぴんになれなかったんでしょうね(笑)」と話して笑わせていた。

映画『トイレット』は、8月28日より新宿ピカデリーほかで全国公開。

『トイレの神様』を弾き語りで熱唱する植村。力強い歌声に涙する観客も