NTTコミュニケーションズは9日、同社グループ内で展開する金融サービスをさらに強化し、顧客に一元的にサービスを提供する体制を構築するとして、2010年7月に外国為替証拠金取引サービス(FXサービス)を展開するNTTスマートトレードを完全子会社にするとともに、2010年10月1日に電子マネーサービス「ちょコム」をNTTスマートトレードへ承継することにしたと発表した。

インターネット上で展開される電子マネーなどの金融サービスは、ECサイトやコンテンツサイトなどでの決済/マネタイズ手段であり、「NTTコミュニケーションズグループのネットビジネス事業において、重要な要素の一つと位置付けている」(NTTコミュニケーションズ)。

今後、NTTスマートトレードでは、外国為替証拠金取引やちょコムに加え、2010年4月に施行された「資金決済に関する法律」に基づいた送金サービスへの参入も予定しており、「各サービスを有機的に連携させることで、より顧客のニーズに応えるサービスを提供していく」としている。