8月28日公開の映画『東京島』の完成披露試写会が3日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われ、主演を務めた木村多江が18人の男性を引き連れて出席した。

左から福士誠治、木村多江、窪塚洋介、鶴見辰吾

映画で共演した18人の男性陣を引き連れてステージに登壇した木村は「(ロケ地の)島では真っ黒になって完全に島の人のようでした(笑)。(男性陣と)久し振りにお会いして、髪型がオシャレで都会の人のよう。分からない人もいましたね」と再会を喜び、男性陣には珍スタミナ料理を振舞った。「皆さん是非召し上がってください」と木村が勧めるも窪塚洋介は「これ、お断りするのありですか?」と拒絶。すると木村は「命令でございます」と無理やり食べさせ、「実はヘビなんです」と種明かし。劇中では木村が豪快にヘビを捌くシーンがあり、「何も考えずに出来ましたね。結構男らしいのかも(笑)」と話す木村に、窪塚は「男らしいですね。付いてるかもしれない(笑)」と話して笑いを誘っていた。

『東京島』桐野夏生原作の同名小説を、『おかえり』や『忘れられぬ人々』の篠崎誠監督が映画化。助けも来ない無人島を舞台に、男23人とたった一人の女の奇妙な共同生活を描く。清子(木村多江)は、旅の途中で嵐に遭い、夫の隆(鶴見辰吾)とともに無人島に漂着する。意外にもサバイバル能力を発揮する清子に対し、隆は日に日に衰弱して謎の死を遂げた。そのような中、島に漂着したワタナベ(窪塚)ら23人の男性と共同生活をスタートさせた清子は、女王のように君臨したが、やがて人間関係が崩れ始め、それぞれの欲望がむき出しになっていく。

映画『東京島』は、8月28日よりシネスィッチ銀座ほか全国ロードショー。